-2:小児慢性疲労症候群 「脳の働きすぎ」画像診断で判明 | 化学物質過敏症 runのブログ

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■睡眠指導による改善で不登校激減

 小児慢性疲労症候群の原因の一つに、睡眠不足があると見られる。

睡眠指導を行って慢性疲労を改善し、不登校を減らす取り組みも行われている。

卒業生の不登校が多いことを問題視した福井県若狭町の三宅小学校では、兵庫県立リハビリテーション中央病院子どもの睡眠と発達医療センターの三池輝久特命参与の指導の下、平成21年から全校児童を対象に睡眠調査と睡眠指導を実施。就寝時間と起床時間を記録させカウンセリングを行うなどして児童の睡眠状態を改善したところ、卒業生の不登校が激減したという。

この成果を受け、全国の7つの自治体で中高生の睡眠など生活習慣指導の実証研究が行われている。

【小児慢性疲労症候群の国際診断基準(概要)】


●少なくとも3カ月以上、睡眠や休養によっても改善しない疲労状態が続くため、日常生活が障害される。

●甲状腺機能障害など一般的な医学検査では、異常が出ない。
●以下の5項目の症状があり中程度以上である

(1)《労作後疲労》階段を上る、本を読むなどの行為の後の身体・認知力疲労。

回復が遅い。

2)《睡眠》過眠型睡眠、毎日居眠り、寝付けない、昼夜逆転などのうち1つの症状。

(3)《疼痛(とうつう)》筋(筋膜)痛、関節痛、腹痛、胸部痛、眼痛、吐き気・嘔吐(おうと)のうち1つの症状。

(4)《認知機能》記憶障害、集中力低下、理解が悪い、関心のなさ、などのうち2つの症状。(

5)《他の症状》自律神経症状(ふらつくなど)、神経内分泌症状(四肢冷感、微熱など)、免疫症状(炎症を伴わないのどの痛みなど)のうち1つの症状。