大阪市内の大気汚染状況(PM2.5含む)について4 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・4 PM2.5の観測体制について


(1)自動測定機の整備状況
 国が定めた「大気汚染防止法第22条の規定に基づく大気の汚染の状況の常時監視に関する事務処理基準(平成22年3月最終改正)」では、平成22 年度から3年を目処にPM2.5の測定局の整備を図ることとしており、平成22年度から、PM2.5自動測定機の整備に着手し、平成25年度に現在の12局で測定を開始しました。




PM2.5自動測定機の設置状況(平成26年4月現在)



一般環境大気測定局

聖賢小学校局(城東区新喜多2-4-35)
此花区役所局(此花区春日出1-8-4)
平尾小学校局(大正区平尾2-21-28)
九条南小学校局(西区九条南2-13-17)
南港中央公園局(住之江区南港東8-5)
菅北小学校局(北区菅栄町9-5)
野中小学校局(淀川区野中北1-11-26)


自動車排出ガス測定局
出来島小学校局(西淀川区出来島2-2-24)
新森小路小学校局(旭区新森6-3-13)
杭全町交差点局(東住吉区杭全2-13)
我孫子中学校局(住吉区我孫子東1-4-32)
北粉浜小学校局(住之江区粉浜1-5-48)


(2)成分分析の実施状況
 「PM2.5成分分析ガイドライン(平成23年7月:環境省)」に基づき、成分分析を実施しています。

 【本市における調査の概要】
•調査開始時期:平成23年秋季から開始
•調査頻度:四季調査(春、夏、秋、冬)4回/年
•調査地点:聖賢小学校(一般環境大気測定局:城東区)
       出来島小学校(自動車排出ガス測定局:西淀川区)
•調査項目:イオン成分(硫酸イオン、硝酸イオン、塩化物イオンなど)や、無機元素成分(鉄、銅、亜鉛、鉛など)、炭素成分(有機炭素、元素状炭素など)について分析を行っています。

(3)平成26年度成分分析結果
 平成26年度の調査結果は、調査期間が異なる冬季を除き、聖賢小学校局(城東区)と出来島小学校局(西淀川区)とでほぼ類似の傾向が見られました。成分の内訳は、イオン成分が最も多く、次いで、炭素成分、無機元素成分となっていました。


調査期間

春季
平成26年5月8日~平成26年5月22日

夏季
平成26年7月23日~平成26年8月6日(聖賢小学校)
平成26年7月23日~平成26年8月8日(出来島小学校)

秋季
平成26年10月22日~平成26年11月5日

冬季
平成27年1月21日~平成27年2月4日(聖賢小学校)
平成27年1月21日~平成27年2月5日(出来島小学校)



平成26年度微小粒子状物質(PM2.5)成分分析結果
平成26年度微小粒子状物質(PM2.5)成分分析結果 (pdf, 377.45KB)



5 その他の対応について


 PM2.5に関する問題は広域的な視点から対応する必要があることから、平成25年2月22日に関西広域連合を通じて国に対し、PM2.5の健康影響に関し早期に具体的でわかりやすい情報発信を行うことなどについて、申し入れを行いました。


微小粒子状物質(PM2.5)にかかる国の当面の対応に関する申し入れ
微小粒子状物質(PM2.5)にかかる国の当面の対応に関する申し入れ (pdf, 170.48KB)