大阪市内の大気汚染状況(PM2.5含む)について3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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3 PM2.5とはどのような物質なのか


(1)PM2.5について
 PM2.5とは、大気中に浮遊する粒子状物質のうち、特に粒径の小さいもの【粒径2.5μm(マイクロメートル)以下:髪の毛の太さの1/30程度】の粒子状物質をいいます。なお、従来から測定している浮遊粒子状物質(SPM)は粒径10μm以下の粒子状物質であり、PM2.5も含まれています。





PM2.5の粒子径の説明図

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(2)我が国のPM2.5に係る環境基準


我が国のPM2.5における環境基準(平成21年9月9日告示)






環境基準

1年平均値が15μg/m3以下であり、かつ、1日平均値が35μg/m3以下であること。

評価方法
【1年平均値】
1日平均値の年間平均値で評価を行う。

【1日平均値】
日平均値の98%値(1年間の1日平均値のうち、低い方から数えて98%目の日平均値(365日分の測定値がある場合は低い方から数えて358番目の値))で評価を行う。


 PM2.5は、呼吸器の奥深くまで入り込みやすいことから、人への健康影響が懸念されており、欧米諸国における環境基準設定状況等を踏まえ、平成21年9月9日に設定されております。

(3)PM2.5の発生源
 PM2.5の発生源としては、火山活動などの自然起源、工場や自動車からの排出ガスなどの人為起源、さらには海外からの移流など多様な排出源があります。




PM2.5の発生源のしくみ

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