農薬飛散による被害の発生を防ぐために | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出展:環境省HP
http://www.env.go.jp/

http://www.env.go.jp/water/noyaku/hisan_risk/leaflet1/full.pdf
農薬飛散による被害の発生を防ぐために
学校、保育所、病院、公園等の公共施設、街路樹、住宅地とこれに近接する土地、住宅地に近接する森林等(以下「公園等」と称します)、及び住宅地に隣接した家庭菜園・市民農園を含む農地の管理にあたっては、公園マニュアルを参考にして農薬の飛散を原因とする、住民や子ども等への健康被害が生じないよう、農薬を使用しない管理を心がけましょう。

また、農薬を散布せざるを得ない場合でも、農薬の飛散防止に努めるなど、十分な配慮をしましょう。

注:農薬には、作物や樹木に発生する病害虫の防除を目的に散布するものの他に、ガーデニングや家庭菜園用のスプレー式の殺虫剤や殺菌剤、芝生等の雑草対策で使用する除草剤なども含まれます。

農薬使用の回数と量を減らそう
病害虫や雑草の早期発見に努めよう
観察や見回りなどを行い、病害虫被害や雑草の発生の早期発見に努めま
しょう。
例えばガの仲間には、ふ化してしばらくは幼虫が集団で行動するものがあ
ります(アメリカシロヒトリ等) 。

この場合、早期に発見できれば捕殺を容易に行うことができます。

一方、発見が遅れると、食害により被害は増加し、幼虫は分散して捕殺が困難になる一方、薬剤の効果が低下する恐れがあります。

農薬のスケジュール散布はやめよう
「毎年この時期に散布しているから」といった、病害虫の発生や被害を確認せずに定期的に農薬を散布することはやめましょう。業者に作業を依頼している場合も同様です。

栽培前に、病害虫に強い作物や樹木、品種について検討しよう
作物や樹木の種類によって、病害虫による被害の発生程度は大きく異なり
ます。

さらに、ツバキ等にはチャドクガが発生し、その毒毛により皮膚に湿疹を引き起こすことがあります。

病害虫に強い作物や樹木、品種を選んだり、人への被害が予想される樹種を植えないなどよく検討しましょう。

連作を避け、適切な土作りや施肥の実施を行おう
同じ土地に、続けて同じ作物を栽培する(連作)と、病害等が発生しやすくなるので避けましょう。

また、窒素肥料が過剰になると病害虫が発生しやすくなる傾向があるので、注意しましょう。

農薬以外の物理的防除を優先して行おう
特に公園等においては、害虫の捕殺や被害を受けた部分の除去などの物理的な防除を優先し、やむを得ない場合にのみ農薬による防除を選択しま
しょう。
住宅地のそばの農地や家庭菜園などにおいても、防虫網の活用などの物理的防除に取り組みましょう。