第30章 ログ、ワークシート、そして規則-3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・活動ログ(Activity Log)

「活動ログ」はあなたが活動を症状レベルと結びつけて考えるのを助けます。

このログを使って、あなたは原因(あなたの活動とあなたの生活の出来事)と結果(あなたの症状)の間の関係を認識することができます。

あなたが記録したいかもしれない活動は、睡眠と休息の質と量、具体的な活動(料理、使い、テレビ、読書、そして社交的なつきあい)、運動、感情とストレスを含みます。

あなたは我々のLogs, Forms and Worksheetsページで空白の活動ログの用紙を見付けるでしょう。

それを使って、あなたは、睡眠時間(睡眠が終わった日に記入する)、日中の休息時間、その日の主な活動と出来事、症状と1から10で評価する症状の重症度、コメント、そしてその日の総合評価を1から5のスケールで記録することができます。

このスケールでは、1は非常に悪い日、3は平均的な日、5は非常に良い日です。

この書式をどのように使うかのアイデアは、この章の終わりに「活動ログ」の例があります[印刷版のみ]。

サンプルに書き込んだ女性は自分の症状のパターンを見付けること、そしてそのパターンを生活の出来事と結びつけることに興味を持っていました。記録管理を始める前に、彼女は自分が行った二つの変更によって自分の症状が改善したことに気づきました。

毎日2回の30分の先手の休息を始めたあとに、彼女はもっと多くのスタミナがありました。

また、彼女は自分の仕事の予定を、症状がいつも最悪な状態の午前から、彼女のもっとも良い時間帯の午後に変更したあと、彼女は頭にかかったもやを減らし、彼女のハーフタイムの仕事はより生産的になりました。

これらの変更をしたあとでも、彼女は依然として自分が望んでいたよりも高いレベルの症状があったので、そのことはいくつかの原因を突き止めるためにログをつけ始めることの動機となりました。

彼女は自分の記録に1日に3回記入すると決めました。

彼女は目を覚ますと同時に、夜眠った時間を記入するつもりでいました。

また彼女は、仕事に行く直前と、そして就寝時刻の直前に記入しようと思いました。

彼女は月曜日を平均(3)と評価しました。午前中に、彼女は軽い痛み、疲労、そして頭にかかったもやが少しありました。

彼女の最も良い時間帯の午後は症状が全くありませんでした。

夜、彼女は騒々しいレストランでディナーを食べる間、中程度の頭にかかったもやを感じて、そしてなかなか眠れませんでした。

火曜日、彼女は午前中により高いレベルの症状があり、午後も症状がありました。そのため、彼女はその日を平均以下(2)と評価しました。

彼女は、なぜ通常以上に高い症状があったのか自問しました。火曜日の悪化に対する明白な原因が全くありませんでした。

彼女の活動レベルは平均的な日と同じに見えました。

けれども、彼女の月曜日の活動レベルが標準より高かったのです。

職場にいる時間に加えて、彼女は午前中にショッピングと料理をして、そして夜は外出していました。

また、日曜日の夜によく眠れなかったにもかかわらず、そのあと彼女は自分の休息を省略してしまいました。

彼女の経験はたぶん、出来事の影響がどのように遅らせられることができるかの例でした。

記録管理は遅延反応をより明白にするのを助けることができます。

水曜日、彼女の症状はよりいっそう激しかったので、彼女はその日を平均のずっと下(1)と評価しました。

彼女は午前中に休息して、それはいくぶん症状を減らすのに役立ちましたが、彼女は早めに仕事を終えました。

彼女はたぶん、数日の活動の蓄積的影響を感じていたのでしょう。

木曜日、彼女は朝起きてから仕事に行くまで、多くを休息して過ごしたところ、少し気分が良くなりました。

その休息は、前日のすべての休息と組み合わせて、彼女が全体的に平均的な症状のレベルに戻るのを助けるように思われました。

彼女は45分間コンピュータを操作したあとに、頭にかかったもやが始まったことに気づきました。

この経験は、精神活動の制限を超えれば症状を引き起こすことができることを示します。

彼女は金曜日の午前の活動を書き留めることを忘れましたが、午前中は軽い症状があっただけで、午後と夕方のどちらも症状が全くなかったので、その日をいつもより良い(4)と評価しました。

土曜日、彼女は午後の一部を使いと1時間のガーデニングに費やしたあとに、総合評価を平均より下(2)に戻しました。

この活動の組み合わせは、彼女の1時間の制限をはるかに超えて、合計3時間の立ち仕事を結果として生じていました。

彼女の症状は中程度であったけれども、彼女は友人との夜の映画の約束を守ることに決めました。

日曜日の午前、彼女の症状は平均のほんのわずか上にありましたが、数時間休息することで彼女は症状を取り除くことができました。

その日の残りは、夜の1時間を除いて症状がなく、彼女はその1時間に、姉との電話での会話のあとに中程度の頭にかかったもやを経験しました。

姉は、妊娠していたと知らせるために電話をしてきました。

この人はニュースで興奮させられて、それから感情的な出来事が、良きにつけ悪しきにつけ、しばしば頭にかかったもやを引き起こすということを思い出しました。

記録するためのガイドライン

健康ログを使うことに興味があるならば、あなたは下記の二つのガイドラインを念頭に置いてください。

以下のようにあなたのログ(記録)を作ってください:

1. 使いやすいこと。

あなたの日記が使いやすいならば、あなたはそれに書き込む可能性が高いでしょう。

共通の原則は、ログに書き込むのに1日にほんの数分しかかからないということです。

2. あなたにとって意味を成すこと。

ログは、あなたにとって重要な問題にあなたが答えるのを助けるために使ってください。

あなたがそうするべきであると思う、あるいは他の人たちを喜ばすためにではありません。

あなたが既存の書式を使うか、あるいは自分のシステムを作り出すかにかかわらず、記録があなたの状況に適していることを確認してください。

日単位で記録して、そして定期的にログを再検討する時間を取っておいてください。

パターンと関連性を探すために、定期的に(例えば、毎週あるいは隔週に1回)あなたが書いたものを詳しく調べるまとまった時間を過ごす計画を立てください。

可能であるならば、誰かにあなたと一緒にチェックしてもらうように頼んでください。