・出典:慢性疲労症候群(CFS)入門
http://spinozafj.web.fc2.com/mangcfs.html
第29章 目標とターゲット
自主管理者の一つのスキルは目標を達成する能力です。
我々が目標を達成するために我々のプログラムで使う技術は「ターゲット設定」で、それは目標を一連の小さな、現実的なステップあるいはターゲットに変えることを伴います。
(他の自助プログラムもこの技術を使いますが、彼らは「縮小する」あるいは「行動計画」を立てる、のような違う名前で呼ぶかもしれません)
ターゲット設定は三つのステップを伴います。
現実的な短期計画を作ること、それを実行すること、結果を評価することです。
計画を立てる
ターゲットは二つの特徴を持っています。
それは明確で、そして現実的です。
「明確」とは、ターゲットが具体的で、測定可能であることを意味します。例えば、「私はもっと多くの休息を取りたい」と言う代わりに、あなたは「私は翌週の4日間に朝遅く15分休息します」と言います。
あなたが作る計画は以下の質問に答えるべきです:
?特にあなたは何をしようとしていますか? 例えば、あなたは休息するか、友人に電話をかけるか、あるいは一連の散歩をするのですか?
?どれくらいですか? あなたのターゲットが休息することであるならば、あなたは15分、1時間、あるいはどれくらいの時間休息しますか?
?いつですか? あなたは朝、午後、夜、あるいは幾つかの組み合わせで休息しますか?
?どのくらいの頻度ですか? あなたは1週間に何日をターゲットにしますか? あなたは毎日何かをすることを望むかもしれませんが、毎日というよりも1週間に数回何かをすることを目指すことによって自分に幾つかの「一息つく暇」を許すならば、あなたは成功する可能性がより高いです。
あなたのターゲットが「現実的」であるかどうか試すために、明言のとおりにターゲットをやり遂げることができることをどれくらいあなたが確信しているか自問してください。
0が「全く確信がない」で、10が「完全に確信がある」として、0から10の間の数で答えてください。
あなたの確信度は、あなたがどれくらいターゲットをやり遂げられるかの値ではなく、あなたが全部ターゲットをやり遂げることができるとどれくらい確信しているか、のあなたの概算です。
答えが8以上であるならば、成功する十分な可能性があります。
確信度が8より低いならば、欲張らない条件であなたの目標を再び明言してください。
例えば、あなたが1週間に毎日から4日か5日まで休息する回数を減らすならば、あなたは成功の可能性を増やすことができます。
あるいは、運動のターゲットでは、運動する時間を15分から10分まで減らしてください。
あなたの確信度が低いならば、代わりの対応策は、何が目標の達成を阻止するかもしれないか尋ねることです。
例えば、あなたが外で運動したいならば、天気の悪さがそれを難しくするかもしれません。
あなたが潜在的な問題を突き止めることができるならば、解決策を思いつくことが可能であるかもしれません。
天気が悪いときに運動する代わりの方法は、モールの中を歩くか、家でエクササイズ・ビデオを使うことであるかもしれません。
あなたが代案を考えたら、あなたは自分の確信度が変わったかどうか自問することができます。
あなたの答えが8以上となったらこのプロセス(過程)を止めてください。
これは、あなたが、明言したとおりにターゲット全体をやり遂げることができると大いに確信していることを意味します。
あなたが少数の他のアイデアを念頭に置くならば、成功する可能性が高いです。
第一に、あなたのターゲットは、あなたがしたいことであるべきです。
他の人たちが望んでいることでも、あなたが「するべき」と思うことでもありません。
第二に、1週あたり一つのターゲットを設定することから始めてください。
これはあなたにターゲット設定を使う方法を学ぶ機会を与えます。
新しいスキルを身につけるにはしばらく時間がかかります。
ターゲット設定の目的は、あなたの疾患の管理で、あなたが積極的な役割を果たす体験をするのを手伝うことです。
第三に、あるがままの自分を受け入れて、少し変えることを目指すことから始めてください。
あなたがそうするならば、成功する可能性が高く、そしてあなたの成功は、あなたの自信を押し上げて、それ自身を足掛かりにして前進するでしょう。