第26章 喪失を深く悲しむ-4 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・受け入れ

喪失を克服することはしばしば数年を要します。

終点は受け入れです。

それは生活が変わってしまったということを認めることで、たぶん永久に、そしてきっと長期間にです。

受け入れは、あなたの以前の生活を諦めることを意味し、そしてまた、あなたがすでに想像していたような将来を諦めることも意味します。

そして、それは過去の自分にさようならを言うことを意味します。

受け入れにはまた、以前と比べて異なった生活を送る必要性の認識と、新たな生活を築く自発性が含まれます。

この考え方は、回復したCFS患者Dean Andersonによって要約されました。彼はある種の受け入れが回復へのカギであったと言いました。

彼はそれを諦めとは評せず、むしろ、「疾患の現実性と、そしてたぶんこれから一生違う種類の生活を送る必要性の受け入れ」と説明しました。

彼にとって、受け入れはまた、「生産的であるための、そして不慣れで厳しい環境下で充実感を見いだすための」方法を見付けることを意味します。

線維筋痛患者のJoan Buchmanは、彼女の記事“How I Created a Good Life with Fibromyalgia”(「繊維筋痛を抱えて豊かな生活を創り出した私の方法」)の中で変化の同じようなプロセスを概説しました。

彼女は、繊維筋痛にかかることを望まなかった一方、どのように疾患を抱えて生活するべきかについて実は複数の中から選択できた、と書きました。

彼女は、ライフスタイルを変えることを通して症状を減らして、「私の多くの恵まれている点に焦点を当てる」ことによって充実した生活を考え出しました。

CFS患者で作家のFloyd Sklootは彼の体験記In the Shadow of Memory の中で彼の受け入れの経験を記述します。彼はもがき苦しんだあとにこう書いて結論付けました。

「私は自分の体と、自分に課せられたこの制限から逃れることができないので、私はそれに慣れるようにしなければなりません」。

長い間に、彼は「翻訳の可能性」を認識したと言います。

彼はRobert Frostの受け入れの記述に感銘を受けました。

「与えられるものを取り、それを自分のやり方で作り直してください」。

Sklootは以下のように結論します。

「私が精神的に打ちのめされているように思われるかもしれませんけれども…私が今までよりもっと良くなる多くの方法があります…私は生まれ変わって、希望にあふれています」

Dean, JoanそしてFloydの全員は、疾患の現実性と、違う種類の生活を送る必要性を受け入れることに至りました。

3人は改善の手掛かりを見付けました。

疾患を受け入れることと、CFSあるいはFMによって課された制限内で希望を持って生活する習慣を身につけることの組み合わせです。