・他の人たちを(選んで)教育する
たぶん、CFSとFMの人々の間で最もよくある人間関係のフラストレーションは、理解されず、我々が病気であると言っても信じてくれないことでしょう。一つの対応は、CFSとFMについて他の人たちを教育することです。
自分の疾患に関して他の人たちを教育することで、その人たちがいっそう理解するか、あるいは支えとなると思うならば、その人たちと話をするか、あるいは何か読むものを渡してください。
アメリカCFIDS協会はパンフレット“For Those Who Care”(「介護する方々へ」)(http://www.cfids.org/
)を持ち、我々は、我々のウェブサイトの“Family and Friends”(「家族と友人」)セクションに同様な資料を持ちます。
我々のプログラムの1人の女性は、CFIDS協会のパンフレットを共有するために、巧妙なアプローチで成功しました。彼女は、夫と成人した子供たちにコピーを渡し、皆に一年後の彼女への誕生日プレゼントとして、それを読むように頼みました。
このプロセスはまる一年要したけれども、一つずつ、家の人々は、彼女のCFSを受け入れるようになりました。
人々は、しばしばCFSとFMを他の人たちを教育することは忍耐を必要として、そして常に成功するとは限らないと報告します。
最終的にほとんどの人たちが、他の人たちを教育する取り組みに見切りをつけて、最も重要な人間関係に焦点を合わせます。
そして一部の人々が理解できないか、あるいは共感的でないかもしれないということを認識します。
1人は「私はまだ教育するよう努力をしますが、私は取り組むべき人を選びます」と言って、時間とともにCFSについて他の人たちと話す時間を減らしてきたと報告しました。
就学年齢の子供がいるならば、あなたの置かれた状況は違ってきます。
子供はあなたが病気であることを知って、あなたの疾患を理解できなければ、子供はあなたが死んでしまうのではないかと恐れ、あるいはあなたが苦しむことについて自分を責めるかもしれません。
あなたの疾患を子供と議論することによって、子供は恐れを事実で置き換えることができます。
Julie Silver博士によって提案された四つの指針を使うことを考慮してください。1) 子供にあなたの疾患の名前を話してください、2) 疾患について何か説明してください(例えば、それが伝染性であると考えられず、誰の過失でもないこと)、3) 疾患の予期される経過(継続する可能性が高いが、管理しやすくなるだろうということ)を説明してください、4) 疾患の影響を概説して、子供に約束(自分は病気でるあけれども、それでもまだ子供を愛していて、活動レベルは疾患によって制限されるかもしれないけれども、自分ができることをするだろう)を言って安心させてください。
新たに支援の場所を作る
新たな人間関係を作り上げることは、人間関係のフラストレーションの強力な対策であり、また疾患によってもたらされた喪失と孤立のいくらかを打ち消すこともできます。
新たな友人に会う一つの良い場所が支援グループです。
(支援グループを見付けるアイデアについては、「支援ネットワークを作る」の章を見てください)。
類似経験は今、インターネットですぐ利用可能です。オンラインチャットルームとメッセージボードです。
どのように自分の実用的・感情的なニーズを満たすかについて考えるとき、あなたを助けることができる人々でグループを構成することを考慮してください。
食料品の買い物、家の掃除、あるいは車の運転のような、実用的な助けを申し出る者がいるかもしれません。また、レストランあるいは映画のナイトに行くような、外出のための連れもいるかもしれません。
それでもまだ、耳を傾けて、そして安心感を与えてくれる感情的な支えを申し出る者がいるかもしれません。いずれにしても、このさまざまなニーズを満たすために支援者を数人持つことは賢明です。
そうすれば、いくらかの支援者が負担を過度に負わず、そして疲れ果てません。
専門家の支援も同様に助けになるかもしれません。同情的な精神療法士は支援をしてくれて、そしてあなたの置かれた状況について部外者の意見を申し出ることができます。
あなたが興味を持っているならば、慢性疾患を持つ人々を相手に働くことを専門にする人を探します。
地元の支援グループにはしばしば手掛かりが豊富に含まれています。
精神療法はまたカップルのために役立ちます。
長期にわたる疾患を抱えて生活することによって作り出された緊張に対処することができる場所を提供してくれます。