第8章 制限(エネルギーエンベロープ)を見付ける-3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・制限を見付ける

自分の制限を理解するために使用できるツールがいろいろあります。以下に三つ示します。あなたが、制限の概念を理解していて、今のところ説明が必要なければ、この章を読み飛ばして次の幾つかの章に進むことができます。そこではペーシングで疾患をコントロールするための戦略を詳しく説明します。自分の制限を詳しく理解する方法を探しているならば、このまま読み続けてください。

エンベロープを図示する

「エンベロープログ(Envelope Log)」を使って、1日数分費やし、あなたの制限を1週間図示すれば、あなたの現在の活動レベルが適切であるかどうか知ることができます。この簡単な用紙を使えば、あなたは自分の制限、活動レベル、症状の間の関係を理解できます(下の例を見てください。この用紙の印刷可能なバージョンは、 Envelope Log のページにあります)。

1


Scale:1=

エネルギーなし、活動なし、症状なし


10=

健康な人のエネルギー、高い活動レベル、考えられる最悪の症状


この用紙を使うために、次の三つの要素に対して1から10のスケールであなた自身を評価してください。
a) エネルギーレベル(利用可能エネルギー)
b) 活動レベル(消費エネルギー)
c) 症状レベル

このスケールは、1はそれぞれ、エネルギーなし、活動なし、症状なしを表し、10はそれぞれ、あなたと同じ年齢の健康な人のエネルギー、高い活動レベル、考えられる最悪の症状を表します。

1日に1回あるいはもっと頻繁にこの用紙に記入します。

1日3回これを使えば、エネルギーレベルと症状レベルの変動を見ることができます。

例えば、あなたは、日がたつにつれて自分のエネルギーが改善し、症状が軽減される、あるいはその逆であると分かるかもしれません。

この実例は3日間を用紙に記入したものです。

この人が午前に活動するのは難しいです。

月曜日と火曜日の「午前」の症状レベルの数値は中程度から重度でした。また、この実例では、プッシュ・アンド・クラッシュのパターンを示します。

最初の2日間、この人は活動レベルを利用可能エネルギーの制限内に保ちました。

時間の経過とともに症状レベルは下がりました。

水曜日の朝に気分が良くなって、「遅れを取り戻す」こと(5の活動レベル)によって、休んで過ごした日の埋め合わせをしようとしました。

過活動の結果は、その日の午後に始まって、症状レベルの数値が重度になりました。