その2:第6部:化学物質過敏症に関する情報収集、解析調査報告書 | 化学物質過敏症 runのブログ

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(3)製造者・販売者等による自主規制・規格等
住宅や日用品に用いられる化学物質を扱う業界等の自主規格・自主基準について、各業界団体及び公益法人のホームページ等より資料を収集・整理した。
表-4.3.12 に化学物質を含む建材・壁装材業界及び関連公益法人による主な自主規格を示すこのうち、「新建築技術認定」、「BL 認定」、「エコマーク」は、いずれも関連公益法人が自主規格を設けて、民間の業者より委託された製品について認証を行っているものであり、「ISM 表示」および「SV 規格」は、民間の業界団体による自主規格である。

表-4.3.12 化学物質を含む建材・壁装材業界及び関連公益法人による主な自主規格名称団体名対象となる建材等対象化学物質

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①壁紙工業会
壁紙工業会では、近年の室内環境におけるホルムアルデヒドや揮発性有機化合物の汚染問題に対応して、人々がより安全に健康で快適な暮らしを営める環境作りに適合した壁紙製品の供給を目的として、平成11 年にSV 規格(Standard Value)を制定した。
本規格は、壁紙工業会加盟の会員会社が製造、又は販売する繊維壁紙、紙・無機質材壁紙、プラスチック壁紙に適用する、としており、具体的には、壁紙製品の退色性、耐摩擦性や重金属・化学物質の放散量、原材料などに一定の規格・基準を設け、定められた試験方法の結果、これに適合した製品には、品質認証マーク(SVマーク)を表示することができる、というものである。

なお、壁紙工業会には、平成16年10 月現在で78 社が加盟しており、同規格製品には、毎年1回の自主検査及び第三者による市場抜き取り検査が義務づけられている。


表-4.3.13 に、壁紙工業会のSV規格のうち化学物質の関連項目を示す。

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