シックスクール事故の顛末記 Ⅴ-4 | 化学物質過敏症 runのブログ

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5月30日(火) 製造元担当者、教育財務課職員、来校し、音楽準備室にてハンドベルを確認。

製造元担当者=「柄が溶け出す報告を受けたことはない。自然な状態でそのようなことはない。」「これまできいたことも見たこともない。柄が色落ちしているのがおかしい。会社に持ちかえりたい。」(「危険ですね」とも発言)。管理職G同席。

財務課3名と管理職と7名で音楽室を確認。

*書道室、音楽室の換気扇 排気口、吸気口をチェック。

「換気扇下の液だれ(注)は、外から吹き込んだ汚れが落ちたもの」と発言。化学担当教諭来室。「部屋と廊下に臭気あり。窓辺で特に臭気が強い。薬品庫の臭い。楽器の柄は明らかに溶けている。」と専門家として意見を述べた。
注:音楽室個人練習室に設置した排気装置の室内側吸気口に茶色の液だれが付き、金属部分が腐蝕していた。


5月31日(水) 合唱部保護者音楽準備室に来室。

ハンドベルの柄を確認し、現場の状況を確認。

「教室再開に際しては生徒の健康状態を配慮してほしい。」との要望があった。

6月2日(金) 昨年の2005年6月24日(金)の改修工事打ち合わせで「音楽準備室天井裏排気口、屋上までダクト立上げ」と記載されているのを確認した。

なぜ、確約を無視した工事を設計・施工したのか大きな疑問だ。

6月5日(月) 合唱部保護者より電話。「合唱部員の気持ちを聞きたい」と。放課後、保護者と部員が話す。

生徒の意見=あの部屋で練習するのなら退部する。

絶対に安全でなければ嫌。

少しの刺激でも、入りたくない。
製造元来校。

液だれのあった1セットを搬出した。何に溶けるのかを検査するとのこと。

6月12日(月) 財務課来校し、ハンドベルを調査。

6月16日(金) 化学工業の専門家の意見を聞いた。

「(ハンドベルの写真を見て)空気中の有機溶媒でこのような症状が発生するとは、驚きだ。常識的には、相当の高濃度に暴露された結果と想像される。」

6月29日(木) 管理職Gが、台に付いていたハンドベルの液だれを拭きとってしまった。

検体を持ち帰った検査機関の人は、「貴重な証拠なので保全するように」と注意していた。

証拠隠滅の疑いを感じた。

生徒の学習環境の安全性確認の重要な検証材料を失った


7月4日(火) ハンドベル部材(柄部分)の調査結果を製造元が出した。

「ABS樹脂は耐薬品侵漬試験(トルエン)で7日間でも膨潤するのみで、空気中放散では、溶解はしない。」(原告検証=ABS樹脂は、特性としてトルエンでは膨潤するのみで、溶解しないことが、わかっていた。

後に、2009年5月の実験で、酢酸エチルによってABS樹脂は完全に溶解した。)
7月6日(木) 管理職Gが拭き取った部分の拡大写真を撮影。

ハンカチで拭き取ったとは思えない緻密な作業に見えた。


runより:証拠隠滅が平然と行われていますね。

学校の隠ぺい体質が如実になっています。