今日のNATROMの日記状況:6 | 化学物質過敏症 runのブログ

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NATROM 2013/09/30 18:28
・「重要な質問に私が答えていない/答えられないというのなら、ここで箇条書きにでもして書いてくださればお答えできる」と私は二度も書いたにも関わらず、はるはらはるこさんからの質問がありません。なぜでしょうか。「NATROMは自分の都合のいい質問は答えるくせに、それ以外は沈黙する」という主張が虚偽だらからではないですか。

という指摘に反論がありません。ぼちぼち、はるはらはるこさんにも警告が必要であるようです。上記指摘にお答えがない限り、ここでコメントすることを禁止するかもしれません。


研究論文を書いたことがないと批判できない、という指摘はいくつかの点で不当です。「化学物質過敏症を診たことなければ化学物質過敏症を語る資格はない」と同様です。以下、3点ほどその理由を挙げます。

(1)研究論文を書いたことがないと批判できないというルールは、インチキ医療者に著しく有利である。ホメオパシーの論文を書いたことがない限りホメオパシーを批判してはならない、なんてことになったらいったいどういうことになるか。あるいはこういうのはどうか。精神科において多剤多種類の処方を批判するのでれあればまずは研究論文を書いてからにしろ、なんて主張が正しいとお考えか?
(2)化学物質過敏症に関する論文を書いた人が私に対して「研究論文を書いたことがないと批判できない」というならともかく、NATROMを批判している人の多くも、化学物質過敏症に関する論文はおろか、そもそも医学に関する論文を書いたことがないのでは?
(3)「臨床環境医学は多くの論文が起稿されている」のであれば、「研究論文を書いたことがない」などと的外れな批判を行うのではなく、臨床環境医学の論文を提示して議論すればいいだけでは?


臨床環境医が書いた論文はあることはありますが、そのほとんどが「身内の雑誌」に載ったものです。KAY教授によれば、"Papers written by clinical ecologists for clinical ecologists in clinical ecology journals have little scientific impact."「臨床環境医のために臨床環境医のジャーナルで臨床環境医によって書かれた論文は科学的インパクトをほとんどもたない」(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1677158/pdf/bmj00009-0058a.pdf )。まともなジャーナルにMCSの疾患概念に好意的な(ように一見は見える)論文は載りますが、多くは臨床環境医によって書かれたものではありません(そもそも海外では悪評のため臨床環境医自身が臨床環境医であると名乗らなくなりつつある)。「まず論文書け」という主張は、逆に臨床環境医に刺さるのです。

Twitterでの化学物質過敏症の議論については、別に止めたわけではないですよ。きちんと議論できる相手がいらしゃった場合は続けます。Twitterは文字制限があるため、議論相手もそれなりの技量が必要なのです。mitさんはその技量をお持ちであると今でも思っており、mitさんからお返事を待っているものもあります。yunishioさんについては、…残念でしたね。もっとちゃんとした見識をお持ちの方だとばかり思っていましたが。

どうも「NATROMはtogetterにまとめられたら困るのだろう」とはるはらはるこさんは思っておられるようですが、togetterまとめのコメント欄およびブックマークコメントを読んでおられないのでしょうか。あのまとめは、私の主張の正当性を示すよい証拠となりますので、消さないでくださいね(バックアップはとっていますが)。


>"NATROM先生、垂直眼振の患者を間違っても精神科に紹介しないで下さいね。ちゃんと、脳神経外科を紹介して下さいね。"

他に脳神経学的な異常がなく、一方で精神科医による診療が必要だと判断できるだけの他の症状があった場合は、きちんと精神科に紹介します。垂直眼振の有無だけで受診科は決まりません。というか、現時点では、垂直眼振の医学的価値は十分に確立されたとは言えません。

そういや芝脇さんは「オーリング、CS患者さんは、近くにできる先生をみつけておくといいです」などと仰っておられた方でしよね( https://twitter.com/shibawaki/status/383170756621791232 )。以前、『医師専用掲示板で「化学物質過敏症」を検索してみたら「オーリングテストで間違いなく原因物質の診断ができている」という医師の発言があってゲンナリした』とツイッターで発言したら、「受けたこともない」などというお返事がありました(「ごく一部の医師のやっていることをあげつらって、臨床環境医すべてがオーリングテストのようなインチキ医療を行っているかように誘導するのはケシカラン」という意図があったのでしょう)。すくなくともCS患者さんの中にオーリングテストを信用している人もいるのは確かですね。

「NAET JAPAN 公認施術者」のふくずみ先生もそうですが、「オーリングテストで間違いなく原因物質の診断ができている」とする医師は、臨床環境医学の正当な後継者です。何度も言っていますが、北里はだいぶ良くなりました。個人的には、坂部先生がいつ臨床環境医学と決別するかに興味があります。北里の「診療科のご案内」が、以前は「アレルギー科・臨床環境医学センター(化学物質過敏症外来)」であったのが、現在では「環境医学外来(アレルギー科)」となっています。「臨床環境医学」→「環境医学」と変わったことに注意。臨床環境医がどのように「専門家に注目されていた」のかを考えてみてください。"Environmental Medical Center"と"Clinical Ecology
Center"ではエライ違いです。おそらく坂部先生はそのことをご存知です。


>日本医師会のページにだって、ちゃんと化学物質過敏症は紹介されてますしね。

日本医師会のページ( http://www.med.or.jp/forest/health/live/03.html )では、シックハウス症候群と化学物質過敏症が混同されています。ちょっとでも勉強したことのある人なら、このページの情報の質がどの程度であるか理解できるでしょう。


はるはらはるこ 2013/09/30 18:39
おもしろいぐらいに下記の手口をなぞってますね。さすがです。

・論点をずらす
・とりあえず勝っているように見せかけることを議論だと思っている
・議論の本筋とは関係ない所で戦い始める
・客観性がない
・自分の理屈が世界の理屈
・論理飛躍がものすごい
・個人攻撃