・fnorder 2013/09/25 17:57
1つ確認させて欲しいんですが、runさんは他人が吸っているタバコの煙で発症するんでしょうか、しないんでしょうか。
NATROM 2013/09/25 18:35
>それはまた別、世の中で起こっている事を情報として書いているのが今ですね。
別の問題であることをわかっているのであればここで書かないでください。自分のブログでお好きなだけどうぞ。
>結構多いですが宮田先生、ふくずみ先生などですね。
やっぱり臨床環境医でしたね。そんで、「薬物過敏症の方にはグルタチオンを含む食材が効果がある」というエビデンスはあるのですか?(エビデンスがないのを知っていて聞いています)。
ちなみに、ふくずみ先生ってのは、「NAET JAPAN 公認施術者」( http://www.naetjapan.com/contents/practitioner/t_fukuzumi.html )の先生ですよね。NAETというのは、代替医療のなかでもオカルティックな施術( http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20080417#p1 )です。ふくずみ先生は、このエントリーで紹介しているような海外の臨床環境医の正統な後継者と言えます。北里の先生方は、さすがにトンデモ色は薄まっていますので。
>エビデンスレベルは薬物過敏症以外には高い、国立病院機構盛岡病院はタチオン以外基本的に使わない程です。
専門家の意見ならともかく、どこそこ病院がタチオン以外に使わないってのはエビデンスにはなりません。「エビデンスレベルは薬物過敏症以外には高い」というrunさんの主張は誤りです。
>タチオンどころか化学物質過敏症患者に処方される薬は効能に「化学物質過敏症」の文字はありません。
>ほぼ対症療法と言えるでしょう、効く人と悪化する人が存在するので効能には書けない。
対症療法であろうと、悪化する人がいようと、RCT(無作為化比較試験)で効果が証明されれば、効果が認められます。現在のところ、化学物質過敏症に対するタチオンについては、RCTどころか、まともな臨床試験はなされていません。それでも無害なプラセボとしての運用であればまだ許容できるものの、「悪化する人が存在する」のが事実あれば(個人的にはノセボ効果に過ぎないと考えるけど)、臨床で使うのは許されません。
副作用がある薬を使うのが正当化されるのは、副作用があってもその薬を使うことでより大きなメリットが存在することが証明されているからです。タチオンについてはメリットは証明されていません。runさんは、臨床環境医を擁護しようとして、逆に臨床環境医を撃っているのです。
>なので臨床環境医は技術屋に近いと述べています、レベルが低くてもエビデンスがあるなら駆使して何とか頑張るのは臨床環境医しか居ません。
開業医であれば「技術屋」でも良いですが、大学で、しかも公的な研究費を得ておきながら、エビデンスを作ろうとしないのは怠慢です。
>化学物質過敏症になると自律神経、免疫異常、精神に大きく影響を与えると考えられております、内分泌物質も乱れるらしく私の血液検査はかなり謎データwww
ざっと見た感じでは、runさんは何らかの自己免疫疾患である可能性があるように思えます。きちんとした検査は受けられましたでしょうか?血液検査で何らかの異常所見が出るということは、化学物質過敏症ではなく、何か他の疾患である可能性を強く示唆します。
>化学物質アレルギーだけでなく臭気過敏もお忘れになってる様ですね、いちいち書かないといけないのはさすがに面倒だなぁ。
臭覚閾値以下の化学物質の曝露でも反応すると、そう臨床環境医は主張しているのです。それに「臭気過敏」が血液検査でわかるのですか?
・化学物質過敏症に免疫異常もあるとしても、採血で「ホルムアルデヒドに反応するかは血液検査で解かる」ことにはなりません。血液検査で解かるのなら負荷試験を行う必要などなかった
という指摘には反論がないようです。
>化学物質アレルギーは基本的に1物質に反応しますがアレルギーマーチは起こります。
アレルギーマーチが起ころうが起こるまいが、化学物質過敏症の要件に「他の病気の原因を疑う余地はない」という要件がある以上、「化学物質過敏症の1部分と言える化学物質アレルギー」というrunさんのお考えは一般的ではありません。
>また「香害」という言葉も出てきた現代、香料自粛のお願いするのが社会的良心でしょう。また化学物質過敏症患者は「香害」被害の代表格。
>表に出す事に問題無いと思うけどね。
一連のエントリーで述べたように、主流の医学界では化学物質過敏症という疾患概念は存在からして懐疑的に見られています。なのに、「化学物質過敏症患者は香害被害の代表格」と主張してしまうと、香害被害も誤って懐疑的に見られてしまいかねません。医学的に議論のある疾患概念とは別の問題として香害被害は訴えられるべきです。
>>Danish EPAの結論は、私の主張を補強こそすれ、否定するものではありません。
>そりゃデンマークは化学物質過敏症否定する筆頭の国ですからNATROMさんには優位でしょう。
私がDanish EPAの結論を無視していないことはご理解されましたか。「結果無視とはさすがカリスマですね」という発言は撤回されるのですね。
>これは化学物質を避ける為にかなりロハスな生活をした人が鋭敏になったという事です。
「これは」が何を指すのかよくわかりませんが、「長年愛用していたタバコには反応しない」ことを指すのであれば、別に鋭敏になっていません。逆ですね。また、「ロハスな生活」によって化学物質に対して鋭敏になるのであれば、「ロハスな生活」をしないほうが化学物質に反応せずにすみそうですね。
>自己流とは言い切れないですね、友人全てが喫煙者なので試行錯誤して喫煙者の前では吸っているだけですよ。
友人による副流煙への感作を減らす目的で「減感作療法」を行うのであれば、能動喫煙ではなく、「ごく少量の副流煙」から慣らしていくべきではないですか?runさんの「減感作療法」は、牛乳を少量使った食品を食べられるようになる目的で、牛乳をがぶ飲みするようなもんですよ。それは「減感作療法」ではありません。
>稀に化学物質を避けない事で反応しにくくなります、これはマスキング状態から悪化しなかった例に入ると思いますね。
「ロハスな生活をした人が鋭敏になる」「化学物質を避けない事で反応しにくくなる」ことは、「化学物質過敏症の発症機序がオーバーフローである」という主張と真っ向から対立しますね。「マスキング」というのは化学物質に曝露しても症状が誘発されないときに臨床環境医によって持ち出される概念ですが、化学物質暴露が症状の原因でないなら当然にそういうことはあるでしょうね。
>発症当初は仕事場でのタバコに耐えられず試しにあえて吸ってみたところ軽快した
そういうこともあるかもしれませんが、どう考えても化学物質過敏症ではないですね、それ。「近所の畑の農薬に反応して耐えられないので、あえて家の中に農薬をぶちまけてみたところ軽快した」というようなものです。
>現在は内科医2名、耳鼻科医、精神科医、環境臨床医からしぶしぶ了承を得ています。
「減感作はリスクが高いがちゃんとした治療法」と仰いましたよね。しかし、runさんのおやりになっていることは「ちゃんとした治療法」ではなく、しぶしぶ了承されたものです。「文句はアレルギー学会へでもどうぞ」という反論はきわめて不適切です。また、喫煙は喘息にはどう考えても悪影響を及ぼしていますが、医師患者関係を考慮して医師がしぶしぶ了承するということはあります。
>ちなみに喫煙可能、薬物耐性がある私はかなり稀な参考にならない患者なので私個人にツッコミ入れても臨床環境医の否定にはなりません。
「自分は化学物質過敏症ではない」という可能性はどうやって否定しましたか?誤診ではないですか。私は誤診である可能性がきわめて高いと思います。
>学位論文だが一応書いておこうかね
学位論文ですね。もしかして、学位論文の記載が反論になると思っておられるのでしょうか?学位論文だからこの程度の記載でも許されるんですよ。学位論文ではなく、きちんと査読された、できればインパクトファクターの高い雑誌に載った論文はありますか?それとも学位論文程度しか持ち出せないのでしょうか?
runより:当然次は私のターンです。