トリエチルアミン塩酸塩MSDS:4 | 化学物質過敏症 runのブログ

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12.環境影響情報
11.有害性情報
 【本製品のデータは少ないが、次の有害性発現のおそれがある。】
 急性毒性: 吸入(粉塵)により、のど、気管、鼻の粘膜が刺激されるおそれがある。
飲み込むと悪心、嘔吐などを起こすことがある。
皮下 マウス LDLo50: 600mg/kg (RTECS)
皮膚腐食性・刺激性 : 皮膚刺激のおそれがある。
眼に対する重篤な損傷・刺激性: 眼に入ると、眼刺激のおそれ。
呼吸器感作性又は皮膚感作性:データなし
生殖細胞変異原性 : データなし
発がん性 : IARC、NTPに記載なし。発がん性の危険性は不明。
生殖毒性 : 情報なし
特定標的臓器・全身毒性
(単回ばく露) : 情報なし
特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露)  : 反復ばく露により、不快感、吐き気、咽頭痛、咳、頭痛が現れることがある。
参考【トリエチルアミン〔CAS No.121-44-8〕のデータ】
 急性毒性: 経口 ラット LD50値:460mg/kg(ACGIH 7th, 2001、DFGOT vol.13, 1999、PATTY 4th, 1994)、560mg/kg、730mg/kgおよび1029mg/kg(DFGOTvol.13, 1999)に基づき、計算を適用した。

計算値は471.8mg/kgであったことから、区分4とした。
飲み込むと有害(区分4)
経皮 ウサギ LD50値:420mg/kg(ACGIH 7th, 2001)、415mg/kg、578mg/kg(DFGOT vol.13, 1999)および416mg/kg(PATTY 4th, 1994)に基づき、区分3とした。
皮膚に接触すると有毒(区分3)
吸入(気体)分類対象外。(GHS定義における液体であるため)吸入(蒸気)ラット LC50(4時間)値:1250ppm(換算値5.163mg/L)および2600ppm(換算値:10.74mg/L)(DFGOT vol.13, 1999)に基づき、小さい方の値を採用した。1250ppmは蒸気圧からミストをほとんど含まない蒸気と判断でき、ppm濃度基準値で分類し、区分3とした。
吸入すると有毒(区分3)
吸入(粉塵、ミスト)分類できない。(データがないため)
 皮膚腐食性・刺激性   : ACGIH (7th, 2001)およびDFGOT (vol.13, 1999)のウサギを用いた皮膚刺激性試験において腐食性が認められたとの記述から、 区分1A-1Cとした。
重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷(区分1)
 眼に対する重篤な損傷・刺激性 :ACGIH (7th, 2001)およびDFGOT (vol.13, 1999)のウサギを用いた眼刺激性試験において腐食性が認められたとの記述から、区分1とした。
 重篤な眼の損傷(区分1)
 呼吸器感作性と皮膚感作性:呼吸器感作性:データがないため、分類できない。
 皮膚感作性:DFGOT (vol.13, 1999)のマウスを用いたear-swellingtestにおいて感作性は認められなかったとの記述から、区分外とした。
 生殖細胞変異原性    : 分類できない。(データ不足のため)
 発がん性 : ACGIH (7th, 2001)でA4に分類されていることから、区分外とした。
 

生殖毒性: 分類できない。(データ不足のため)
 特定標的臓器・全身毒性(単回暴露):ACGIH (7th, 2001)のヒト暴露例で中枢神経系に影響がみられるとの記述、ACGIH (7th, 2001)、DFGOT (vol.13, 1999)およびIRIS (2005)のヒト暴露例で視覚障害がみられるとの記述、ならびにPATTY(4th, 1994)ののヒトで脳波の変化がみられるとの記述から、区分1(中枢神経系)とした。

また、ACGIH (7th, 2001)のマウスを用いた吸入暴露試験(暴露時間不明)において呼吸数の低下が156~180ppmの低濃度で認められているとの記述および腐食性であることから、区分1(呼吸器)とした。
 特定標的臓器・全身毒性(反復暴露):ACGIH (7th, 2001)およびDFGOT (vol.13, 1999)のラットを用いた反復経口投与試験で中枢神経系への影響が区分1のガイダンス値範囲内で認められたとの記述、およびACGIH (7th, 2001)、DFGOT (vol.13, 1999)およびIRIS (Access on Sep 2005)のヒト職業暴露例で視覚障害がみられるとの記述から、区分1(中枢神経系)とした。
 吸引性呼吸器有害性  : 分類できない。(データがないため)


runより:吸入した場合が注目点ですね。

とはいえ普通感じられるとは思えない使用賞だと思うけど化学物質過敏症の場合は別だからなぁ・・・