・http://www.kh.rim.or.jp/~shwltd/str/20421130p.pdf
化学物質等のコード : 2042-1130
化学物質等の名称 : トリエチルアミン塩酸塩
2.危険有害性の要約
GHS分類: 本品に関するデータがないため、GHS分類ができない。
現時点で物理化学的危険性、健康に対する有害性、環境に対する有害性の全項目は、
「分類対象外」、「分類できない」又は「区分外」である。
ラベル要素: 該当なし
(絵表示又はシンボル)
注意喚起語: 該当なし
危険有害性情報:
・最重要危害性:刺激性(旧分類基準)
・有害性: 皮膚、眼、鼻等の粘膜に対して、刺激性がある。
経口摂取、粉塵吸入により、不快感、吐き気、咽頭痛、咳、頭痛、めまい、かすみ目などの症状が現れることがある。
・環境影響: 水生環境への有害性が疑われる。
水への溶解性はよく生物蓄積性が低いが、トリエチルアミンと同様に急速分解性がないと推測されるので、水生生物への濃縮性が懸念される。
・物理的及び化学的危険性:通常の取扱いで危険性は低い。
火災などで加熱されると、有害なガス(窒素酸化物、塩化水素、一酸化炭素)が発生する。
注意書き
【安全対策】
使用前に取扱説明書を入手すること。
すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。
保護手袋、呼吸用保護具、保護衣、保護眼鏡、保護面を着用すること。
必要に応じて個人用保護具や換気装置を使用し、ばく露を避けること。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
環境への排出を避けること。
【救急処置】
飲み込んだ場合、口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。
皮膚又は毛に付着した場合、直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぎ又は取り除くこと。
皮膚を流水又はシャワーで洗うこと。
汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。
吸入した場合、被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。
眼に入った場合、水で15分以上注意深く洗うこと。
次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。
その後も洗浄を続けること。
皮膚に付着した場合、眼に入った場合、飲み込んだ場合、吸入した場合は、医師の診断、治療を受けること。
気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。
漏出物は回収すること。
【保管】
遮光した気密容器に入れ、換気のよい涼しい場所で施錠して保管すること。
潮解性があるので、使用後は速やかに密封して保管すること。
化学物質等安全データシート
N
CH3
H3 C CH3
・ HC l
開封後は速やかに使用すること。
【廃棄】
内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に業務委託すること。
5.火災時の措置
消火剤 : 本製品は可燃性である。
小火災:二酸化炭素、粉末消火剤、泡消火剤、散水
大火災:散水、噴霧水、泡消火剤
特有の危険有害性 : 火災によって刺激性、腐食性又は毒性のガスを発生するおそれがある。
特有の消火方法 : 安全に対処できるならば着火源を除去すること。
危険でなければ火災区域から容器を移動する。
風上より消火し、環境へ流出しないよう漏洩防止処置を施す。
消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却する。
消火活動は、有効に行える最も遠い距離から、無人ホース保持具やモニ
ター付きノズルを用いて消火する。
消火を行う者の保護 : 消火作業の際は、適切な空気呼吸器を含め適切な防護服(耐熱性)を着
用する。
6.漏出時の措置
人体に対する注意事項、保護具及び緊急時措置:漏洩物に触れたり、その中を歩いたりしない。
直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。
危険な現場を分離して無関係者及び保護具未着用者の出入りを禁止する。
作業者は適切な保護具(「8.ばく露防止及び保護措置」の項を参照)
を着用し、眼、皮膚への接触や吸入を避ける。
風上に留まる。
低地から離れる。
密閉された場所に立入る前に換気する。
環境に対する注意事項 : 河川等に排出され、環境へ影響を起こさないように注意する。
環境中に放出してはならない。