その2:神奈川県立保土ヶ谷高校シックスクール事故の顛末記 Ⅳ | 化学物質過敏症 runのブログ

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2005年6月16日(木)
▼シックスクール事故の支援団体より以下の連絡があった。

汚染有機溶剤の危険性が深刻と感ずる。第三者の検証機関が必要。

元衆議院議員S氏から知事に働きかけをしたい。

改修工事で二次災害の危険性が高い。大阪大学芝原校舎で同様の防水材料を使用し、健康被害が出た。

最近では、ウレタン防水剤は使用されていない。

トリレンジイソシアネート(注)も杉並病の原因物質とされていて、危険性がある。

DOP(フタル酸ジオクチル=フタル酸ジ2-エチルヘキシル)も健康への影響が大きい。現状で工事をするのは危険である。

注:主な用途は、ポリウレタン原料(軟質フォーム、硬質フォーム、塗料、接着剤、繊維処理剤、ゴムなど)

▼「県立学校施設整備に伴う室内化学物質対策検討委員会」(以下県対策委員会)が、編成し直して設置された。

▼管理職Eより県対策委員会に要望書を提出(有機溶剤原因物質の調査、隣接スラブ(鉄筋コンクリートの床版)のフレック検査(注)の実施、生徒・保護者の希望する医療機関での診察・検査・医療費の県負担、有機溶剤暴露証明書の発行ほか)。

注:スラブの表面から放散される有機溶剤の量を検査するもの。


6月17日(金)
▼神奈川新聞「ネット横浜シックハウス情報を ホットライン開設」記事掲載。
▼PTA対策委員会は、県議、財務課、保健体育課、高校教育課と協議し、「要望事項」を申入れた。

6月20日(月)
▼第2回県対策委員会(PTA対策委員会傍聴):T委員「初期にかなりの量がクラック(ひび・割れ目)を伝わって抜けているのではないか。」、I委員「VOCはクラックから滲み出している」、T委員「全部撤去は少し非現実的。

隣の部屋の半分くらいまで気密シートを貼る選択肢もある」、0委員「100人が100人、異臭を感じないとの確認をしてほしい」。

躯体コアからのVOC放散量の検証、常時換気設備の設置決定。
 
6月21日(火)
▼朝日新聞「ひび通じ溶剤流入」記事掲載。

6月23日(木)
▼PTA対策委員会が、教育財務課と協議した。