インド小学校給食で23人死亡、調理油から農薬 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・インド小学校給食で23人死亡、調理油から農薬

読売新聞 7月21日(日)19時33分配信


 【ニューデリー=田原徳容】インド東部ビハール州の小学校で給食を食べた児童ら23人が死亡した問題で、地元警察は20日、調理に使われた油から高濃度の農薬を検出したことを明らかにした。

 警察は、農薬が混入した経緯を調べるとともに、姿を消した女性校長の行方を追っている。

 警察などによると、油に含まれていた農薬は殺虫効果が高い有機リン系で、市販品の5倍以上の濃度だった。

警察は、何者かが故意に油に混入した可能性があるとみて捜査を進めている。

 事件は16日に発生。女性校長と夫は、この直後から行方がわからなくなった。学校関係者は読売新聞に、校長がこの小学校に配置されたことへの不満を持っていたと明らかにした。
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最終更新:7月21日(日)19時33分


<インド>校長逮捕…給食で中毒、23人死亡で 政争に発展

毎日新聞 7月26日(金)10時47分配信


 【ニューデリー杉尾直哉】インド東部ビハール州の小学校で給食を食べた児童23人が死亡した事件で、警察は24日、小学校の女性校長を殺人などの容疑で逮捕した。

動機は不明だが、来年実施予定のインド総選挙に向け、連邦議会の野党指導者の一人であるクマール州政府首相をおとしめるため校長が給食に毒物を混ぜたとの見方を報じる地元メディアもあり、政治的な論争となっている。

 現地からの報道によると、校長は事件発生当日、行方をくらましたが24日、裁判所に出頭し、そのまま逮捕された。

児童は学校で調理され、無料で提供された給食のカレーを食べた直後、体調を崩し、搬送先の病院などで死亡した。

 これまでの調べでは、カレーの調理に使われた食用油から猛毒の殺虫剤の成分が検出された。調理師は「食用油から異臭がする」と訴えたが、食材調達も担当している校長は、そのまま使うよう強要したという。

 これについて、最大野党のインド人民党の政治家は「無能なクマール州政府首相がまともな給食を提供できないから子供たちが犠牲になった」と批判。

 クマール氏は、連邦議会で人民党と協力し野党会派を組んでいたが、総選挙に向けた候補選定に反発し、この会派を離脱したばかりだった。

 一方、クマール氏の支持者は「我々をおとしめるため、人民党支持者の校長を使い故意に事件を起こした」との「陰謀説」を主張。

事件は野党同士の政治論争に発展している。

逮捕された女性校長の支持政党は不明だ。

 ただ、ビハール州のある校長は毎日新聞の取材に対し「事件には政治的背景はなく、食材管理に問題があったというのが真相だろう。だが、学校で問題が起きればわれわれが政争の具にされてしまう。校長はみな戦々恐々としている」と言う。

 無料給食は、貧しい家庭の子供たちを登校させるための方策として、インド国内の多くの学校で提供している。

しかし、事件以降、ビハール州では給食を取るのを拒否する子供が増えているという。


runより:貧しい国では給食が目当てで学校に行き勉学の道に入る事は普通にあります。

親は食費が助かる、子は児童労働から解放させる素晴らしい取り組みを・・・こんな裏切りありかよ(ノ◇≦。)