神奈川県立保土ヶ谷高校シックスクール事故の顛末記Ⅱ-8 | 化学物質過敏症 runのブログ

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6月7日(火) 「教育委員会からの回答書」と北里研究所病院M先生の「講演会の冊子」が全生徒に配布された。


6月9日(木) 保土ヶ谷高校教諭のシックスクール事故による公務災害の申請に際し、人権を侵害すると考えられる申請書類が、教職員課より申請教諭に送られる。

あたかも精神疾患であるかのように書かれるなど(具体的な文書名は、明記するのがはばかられる)悪質な文書であった (平成11年9月14日地基補第173号 ) 。

同申請書類の記載項目は、人権を無視した内容で、教諭本人および職員全体に大きな打撃を与えた。


6月10日(金) 職員全員で有機溶剤汚染事故の関係事項が検討される。「人権侵害文書」の問題点を議論する。

5月26日実施の臨時健康診断結果一覧についての資料が配布された。
「芸術科の授業再開について」の通知が保護者あてに配布された。

中学生対象の「保土ヶ谷高校体験プログラム」は改修工事を考慮し、中止とする。


6月11日(土) VOC検査が実施される。PTA広報委員会がVOC検査を取材。
 検査箇所 南棟:2-6、3-6、1-6、西棟:選択B、選択D、数学・国語準備室、中央棟:フォークソング部室、物理実験室、 会議室、職員室、北棟:第2視聴覚室、図書室、以上12室(5月10日の検査と同じ場所。)
*シックスクール事故の現場教室等は、調査されなかった。


6月13日(月) 芸術科の授業が再開される。

担当者(教師)、授業中窓あけ換気をし、ドアを開け、風を入れながら授業をしたにもかかわらず、午後、目がちかちかし、のどの痛み等の症状が出る。

6月14日(火) 担当者、病院で診察を受け、「室内化学物質に起因する病気」の診断を受ける。

午後、学校教育担当部長、課長代理来校し、臨時教室を視察。

「教具メーカーから貸与された教具からホルムアルデヒドが発生している」と判断する。

青少年センター所蔵の教具を借用できるかを検討中との回答が部長からあった。

6月16日(木)からの授業は、指導主事が当面代行することになる。

20時30分から22時「改善工事打ち合わせ」が行われる。出席者:教育財務課3名、設計事務所2名、PTA本部2名、PTA対策委員会3名、管理職3名、職員4名、合計17名。検討内容:仮設音楽室工事について。

前回議事録確認。改修工事計画について。今後のスケジュールについて。
上記の会議内容に関して、「保護者対策委員会」から8項目の要望・提案が文書で提出された。
①屋上の既存防水層・スラブ下の木毛板撤去後にVOC減衰工事を提案。
②ダクト配管図等の詳細図がないので、安全性が確認できない。
③建具製作にはムク板を使用し、接着剤にはドイツ製のブレーマーを使用してほしい。
④EP塗りは論外。
⑤シーリング材は、できれば使用しないほうが良い。
⑥床にはワックスは塗らないほうが良い。 
⑦清掃時には、薬剤は一切使用しないようにしてほしい。

⑧仕様書に、施工方法も明記してほしい。

6月15日(水) 指導主事が来校し、音楽の授業の準備を行う。(つづく)

runより:(つづく)とありますがピコ通信が休刊となりました。

支援団体が続々と解散、休止しています。

厳しい現実ですね。