“香り系柔軟剤”ブーム過熱! 自分でブレンドする時代に!?(2/5)
2013年07月01日
日本の女性はカスタマイズ好き!?
香り系柔軟剤のヒットにより、製品数は急増。
それにつれて香りの種類も増え、今や百花繚乱状態。
そのため、複数の香りの柔軟剤を使い分ける主婦が多くなっている。
ライオンの調査によると、香り系柔軟剤使用者では「いろいろな香りを楽しみたい」と考える主婦が95%、「新しい香りを試したい」と考える主婦が89%もいて、60%が2種類以上の香りのタイプを保有していた。
こうした「香り系柔軟剤の複数使い」が定着するにつれ、香りに対する意識がどんどん高度化し、既成の香りにマンネリを感じる主婦が増えてきたという。
その結果、「もっと自分好みの香りを選びたい」という気持ちが次第に「自分だけの香りを作りたい」に進化。
ついにはいろいろな柔軟剤を自分のセンスでブレンドする主婦も現れた。
しかしブランドが違う柔軟剤をブレンドした場合、成分の相性により柔軟剤効果が落ちるなど、不便なことも少なくなかったという。
そうしたニーズに応え、P&Gは海外でも人気の高かった「アロマジュエル」の日本での発売を開始。
海外では香りを強めるために同じ香りの柔軟剤と一緒に使用されているのが一般的で、違う香りの柔軟剤と合わせるのは日本独自の発想という。
その背景には日本女性の特性がある。
「主婦に限らず、日本の女性は自分好みにカスタマイズすることを好む。柔軟剤×アロマジュエルの使い方は『香りを自分好みにカスタマイズしたい』と思っている女性の心をつかんだのでは」
(P&G マーケティング本部 レノア担当 ブランドマネージャー 川畑麻美氏)。