次のお題は事故情報データバンクシステムから「化学物質」で検索した事例の予定でしたが最初の100件中半数は除菌剤(プレート型)だったので既にリコールされているウイルスプロテクター等の説明を兼ねて阿南消費者庁長官記者会見要旨から掲載します。
・出典:消費者庁HP
http://www.caa.go.jp/index.html
阿南消費者庁長官記者会見要旨
(平成25年5月30日(木)15:30~15:40 於:消費者庁6階記者会見室)
1.発言要旨
こんにちは。私から2点です。
まず、ウイルスプロテクター等の回収状況についてです。
次亜塩素酸ナトリウムを含みますウイルスプロテクターを輸入した事業者に対して、消費者安全法第14条第1項に基づく資料の提供依頼を行いました。
先般、事業者から資料が提出されました。
事業者からの報告によりますと、5月17日の時点で回収率は約47%となっております。
販売個数が約77万個で、回収個数が約36万個という状況です。
この会見の後に回収状況の詳細について消費者安全課から説明させていただきたいと思います。
なお、発生が公表後であります事故情報の数値の件数ですが、2月に7件、3月に4件、4月に1件、5月は24日までですが0件です。
事故情報データバンクに24日までに登録されましたものが115件となっております。
そしてまた、先月、国民生活センターが、首から下げるタイプの除菌用品の安全性についてテスト結果を公表いたしました。
消費者庁は、こうした製品の安全確保について、日本二酸化塩素工業会に要請しております。
ウイルスプロテクターについては以上でございます。
もう1点、北海道電力の家庭用電気料金値上げ認可申請への対応についてです。
本年の4月24日に北海道電力より経済産業省に対して、家庭用電気料金の値上げ認可申請が提出されました。
この本件について、来週月曜日、北海道電力の値上げ申請の内容に関します消費者及び消費者団体の皆様の意見を直接聞くため、札幌市で私が出席をして意見交換会を開催する予定です。
電気料金は、いつも申し上げますが、日常生活に関わりの深い存在でありまして、その料金は家計支出に占める公共料金の中では最もウェイトが高いということから、消費者の意見にしっかりと耳を傾けて、今後の検証作業や経済産業省との協議が消費者の観点をより踏まえたものになるように対応してまいりたいと考えております。
以上でございます。