水田除草剤の環境中残留濃度予測モデルの構築と検証2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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【対象とする化学物質】

農薬は、高い収穫量を得たり、病害虫や気象変動の影響を最小限に抑えたり、少ない労働力での栽培を可能にしたり様々な利点があり、農業生産を支える上で必要不可欠なものです。

ただし、使用された農薬の一部は環境中に流出してしまうため、環境保全のためにも適切に管理する必要があります。

農薬類は農薬取締法などの法律で管理されているものの、複数の農薬が及ぼす生態系への影響など未解明な部分も存在します。

そのため、環境中の残留農薬の実態を把握することが必要になります。

特定時期に集中的に使われることや地域によって使用農薬の種類が異なることなどから、時空間的な濃度変動の全体像を農薬別に把握することが重要になります。


【モデルの構築】

我々は、農薬の中で特定時期に一斉に使用される水田用除草剤に着目して、より多くの農薬についてより詳細に予測することを目標にモデルの開発と検証を進めています。

我々のグループは、多媒体環境動態モデルG-CIEMS(Grid-Catchment Integrated Environmental Modeling System)を開発してきました。

G-CIEMSでは、日本全国を、大気は1km×1kmの格子状(大気メッシュ)に、河川や流域はそれぞれ約3万8千個の断片(ここでは河川の断片を河道と呼びます。)に分割し、空間的な関連付け(どの場所に存在する雨が、どの流域に降って、どの河川に入るかなど)を行うことで、詳細に化学物質の挙動を計算することができます(図1、ホームページにて公開中http://www.nies.go.jp/rcer_expoass/index.html )。

G-CIEMSを用いて環境中の農薬濃度を予測する場合は、それぞれの農薬に関して、いつどこでどの程度使用され、どの程度環境中に排出されるかを計算することが課題です。

なお、農薬という言葉は市販されているものを指す場合と効果を有する化学物質を指す場合があり、混同されやすいため、以下一方を指す場合には、前者を農薬製剤、後者を農薬原体と呼びます。

農家の方が使うまでは農薬製剤として挙動を考える必要があり、水田に撒かれた後は農薬原体として挙動を考える必要があります。


runより:>農薬は、高い収穫量を得たり、病害虫や気象変動の影響を最小限に抑えたり、少ない労働力での栽培を可能にしたり様々な利点があり、農業生産を支える上で必要不可欠なものです。<

と書いてますが事実ですね、問題は量とネオニコチノイドだと思います。

ネオニコチノイドは使用禁止、農薬は必要最低限使用にしてほしいと思います。