食品の隠れた環境負荷の指標化2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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「カーボン・フットプリント(直訳:炭素の足跡)」は、ライフサイクルを通じて排出された温室効果ガス排出量をCO2排出量に換算したものです(2008年9月8日号「カーボンフットプリント」参照)。

日本での表示の制度化は、3年間の試行事業を終えて、2012年4月から「カーボンフットプリントコミュニケーションプログラム」として運用されています。

これによると、例えば、「宮城県産ひとめぼれ5kg」の原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通したCO2排出量は13.1kg、一膳(80g)では0.21kgです。


次に、「ウォーター・フットプリント(直訳:水の足跡)」は、ライフサイクルを通じて直接・間接に消費・汚染された水の量を表すものです。

国際NGO Water Footprint Networkが公開しているデータベースによると、白米1kgの ウォーター・フットプリントは世界平均で2,497リットル、一膳(80g)では200リットルです。

同NGOのデータベースをもとに、様々な製品のウォーター・フットプリントを解説付きで表示するスマートフォン用アプリケーション(英語のみ)も公開されています。

また、流通段階のみに着目した指標に「フード・マイレージ(直訳:食料の輸送距離)」があります。

地産地消を推奨する考え方で、外国産のお米よりも国産米の方が、フード・マイレージは小さくなります。