・出展;国立環境研究所
http://www.nies.go.jp/index-j.html
・2012年6月号
食品の隠れた環境負荷の指標化
小島 英子
あなたが今朝食べた一膳のご飯は、その生産、流通、消費、処分のライフサイクル全体(2007年7月2日号「ライフサイクルアセスメント」参照)で、どれだけ環境負荷を出しているのか、そんな疑問に答える指標をいくつか紹介します。
runより:途中ですが「ライフサイクルアセスメント」を掲載します。
・2007年7月2日号
ライフサイクルアセスメント(LCA)
稲葉陸太
「循環型社会」を実現するためには、天然資源の消費や環境負荷の排出を抑えるような資源循環のシステムを選択していく必要があります。
システム全体での環境負荷量などを把握する手法として、 「ライフサイクルアセスメント(Life Cycle Assessment: LCA)」が注目されています。
ライフサイクルは「生涯」、アセスメントは「評価」のことです。図1を見てください。
これはある製品のライフサイクルの例で、二酸化炭素(CO2)の排出に着目しています。
製品に関連するCO2の排出量を把握・削減する場合、まず思い浮かぶのが「生産」工程でしょう。
でも、その上流には「原料生産」「資源採掘」という工程が、下流には製品の「消費」、廃棄物の「処理・処分」という工程がつながっています。
これら全体がライフサイクルのシステムであり、 各工程からCO2が排出される可能性があります。生産でのCO2が小さくとも、上流や下流でのCO2が大きい場合もあり、これを見逃さないのがLCAです。
図2は、機能が同じ製品AとBに関連するCO2排出量を比較した例です。 生産だけで評価すると製品Bの方がAよりCO2排出が少ないのですが、ライフサイクルでは逆になっています。
LCAは、どんなリサイクルがよいかを比較することにも用いることができます。
runより:「ライフサイクルアセスメント」はこれで終わりです。
次の記事から本文に戻ります。