神奈川県議会でのシックスクール質疑第2-3 | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

塩坂委員
 具体的に私が今言った測定方法などは、使う予定はあるのかどうか、よろしく御答弁お願いします。

まなびや計画推進課長
 具体には、費用も方法によって若干差異がございますけれども、それほど大きな差はないと思っています。

パッシブ法なんかでいきますと、これは1箇所当たり1万円ということでございますので、例えば10箇所だと10万円、20箇所でも20万円ということになりますので、その辺は実際に行う事業者との相談になろうかと思います。

塩坂委員
 以前は、ホルムアルデヒドとかトルエンというものの基準値が大幅に超過したケースで具合が悪くなる、シックハウスだ、シックスクールだというような形になってきたんですけれども、最近は、色々な違った検査対象外の物質だったりして、従来の対策では根絶できないのではないかというようなことを言う専門家もいらっしゃるわけであります。
 今現在、こういう基準、指針値があったにもかかわらず具合が悪くなっている方が全国にたくさんいらっしゃるということと、その違った種類のもので症候群を起こしていると、化学物質過敏症になっている方が多いということでありますから、この、神奈川の県立学校における室内化学物質対策マニュアルについても改定をした方がいいんじゃないかなと思っていますけれども、その辺どうお考えでしょうか。

まなびや計画推進課長
 このマニュアルにつきましては、例えばマニュアルの冒頭にも、シックハウス症候群や化学物質過敏症につきましては、医学界においてもまだ未解明な部分がありますということをはっきりとうたってあります。

そういったことも受けまして、今後も国の動向ですとかいろんな最新情報の収集に努め、必要に応じてマニュアルの見直しを行っていきたいと、このように記載があるところでございます。
 正にこの言葉の通りでございまして、私ども、今のマニュアルが、このまま金科玉条のごとく、これからもずっとこれを生かしていくんだというつもりは毛頭ございません。

常にアンテナを高く掲げ、色々な知見や新しい事実が明らかになったら、それに応じた必要な対策を講じられるよう、マニュアルの見直しも図っていきたいと考えております。

塩坂委員
 こういう指針値や、物質の対象を広げることも大切だと思います。

また、例えば保土ケ谷高校みたいに100人の方が一斉に具合が悪くなったということであれば、これは何か原因があるんだと。

でも1人の方がたまたま工事で具合が悪くなったというと、例えば寝不足じゃないですか、風邪じゃないんですか、ほかのことじゃないですかということで、なかなか理解されなくて、この子は怠けているんだとか、そういう、ひぼう中傷に遭われていることも多いということなんですね。
 ですからそういう、例えば具合が悪い、何らかのほかの要因がなくて、化学物質過敏症などが疑われるような事案に対して、今後そういう事例がもし発生した場合には、どのような対策をされていこうとされているのか伺いたいと思います。

まなびや計画推進課長
 化学物質が健康に及ぼす影響というのは個人差があるということで認識をしております。

特にお話がございましたように、例えば化学物質に敏感な子供さんにつきましては、工事みたいな特別な事情がなくても、日常の学校生活においても特段の配慮が必要な場面が多々あると思います。

ところが、こうした点がなかなか周囲の方々に理解をいただけないという現状もございまして、早急な対策が必要だと。

そういう場合にあっても、対応が後手に回ってしまう可能性もあるかなと認識しております。
 こうしたことから、マニュアルの中でも、個人差といいますか、そういうことを念頭に置きながら、日頃から個々の子供たちの健康状態の把握を十分にしておくことが必要だと、このような記載があるところでございます。

しかしながら、化学物質過敏症のような、個人差という実態につきましても、私ども、改めて周知するような記載を追加する必要があるのではないかと考えております。

こうした一層の注意喚起をすることによって、子供たちの安全確保を図ることが、今後必要になってくるだろうなと考えております。

塩坂委員
 最後に聞きたいんですけれども、神奈川県教育委員会教育局とマニュアルに書いてあるんですが、この教育局と付けるのと付けないのは、何か差があるんでしょうか。

まなびや計画推進課長
 教育局、いわゆる事務方として作成したというようなことだと思います。

塩坂委員
 他の都道府県のを見ると、こういう教育局と付いているようなものがなかったようにも感じますので、是非、神奈川県教育委員会としてしっかりとした対策をしているんだというふうにして、もし改正するんだったら、していただきたいなと思っております。

 現在のこの対策マニュアルは、対象や指針値も、必ずしも十分でないと考えられます。

今後は、保土ケ谷高校のような事案というのはなかなか起きないと思いますけれども、微量の、指針値以下であっても、全国では様々な件が起きておりますので、そういうものについても対応できるマニュアルというか、こういうシックスクールの事故を避けるための見直しが必要であると思っておりますので、県教育委員会としても是非このマニュアルを、日本一のマニュアルになるように更に作成し直していただいて、シックスクールが神奈川では起きないように、是非取り組んでいただくよう要望いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。


runより:ハイハイ、6物質6物質。

シックスクール問題の逃げ口上はどこも同じですね。

「決められた事はやった」と言いたいのでしょうが所々でミスをしている。

これは危機管理能力の欠如ではないか?

「決められた事はやったもん!」と言っても責任はあると思うのですが?

まず何で全国一律どころか学校単位で変わるの?

そういう意味で関係者、当事者が質問されるべきと考えますが?