なぜ斑点米規定の見直しか3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・何度も注意報を出し農薬散布を徹底
カメムシ防除の農薬散布を呼びかけるポスター
農協と農薬メーカーが名を連ねている たとえば、新潟県病害虫防除所は平成18年7月13日付けで注意報第2号をだしています。

カメムシ類は畦畔の雑草などから水田に飛来するため、畦畔の除草を徹底するよう求めた上で、品種ごとに出穂期にあわせて薬剤防除を徹底するように注意しています。

参考として防除農薬をあげています。
 オオトゲシラホシカメムシを対象とする場合として、エルサン粉剤2LD(乳剤)、キラップ粉剤DL(フロアブル)、スタークル粉剤DL(液剤)、アルバリン粉剤DL、スミチオン粉剤2DL(乳剤)、MR.ジョーカー粉剤DL、スタークル粒剤、アルバリン粒剤があげられています。

 秋田県では、平成18年7月19日に県病害虫防除所が「病害虫防除対策情報第1号」として、カメムシ対策を書いています。

新潟と同じような内容ですが、雑草管理のほか、「イネの出穂期10日後ころに効果の高いネオニコチノイド系の茎葉散布剤(スタークル粉剤DL、アルバリン粉剤DL、スタークル液剤10,スタークルメイト液剤10,ダントツ水和剤 )を散布する。茎葉散布剤が散布できない場合はスタークル粒剤、アルバリン粒剤、ダントツ粒剤を出穂期7~10日後に散布する」としています。

 ネオニコチノイド系殺虫剤が推奨されているのが最近の傾向といえます。

★カメムシ被害面積と防除面積
 では、イネの害虫の中で、カメムシ類はどの程度の位置を占めているのでしょうか。

以下の表は平成17年度の害虫発生面積と防除面積です。

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 カメムシの発生量は531,385ヘクタールで害虫発生面積からすれば4番目ですが、防除面積は実面積も延べ面積もトップです。

これだけ大量に農薬を使用するのは、おそらく、直接価格に跳ね返ってくるからではないでしょうか。

では、どの県にどれだけカメムシ防除がなされているのか、見てみましょう。

グラフは上位22までを示しています。

北海道、秋田、山形、新潟などが多くなっています。北海道がだんとつに多いのはどういう理由でしょうか。


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