マツクイムシ虫防除空中散布問題:スミチオン12 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・8)目に対する影響
農薬により近視になるということが臨床的にも実験的にも報告されている(石川他、1973:石川、1978)。松島他(1976)はサルに週4 mg/kg(一日換算約0.6 mg)のスミチオンを投与して近視化現象が見られたと報告している。

この他に、目を動かす筋肉に対する影響も認められています。
阿部他(1984)のサル・イヌに対するスミチオン微量長期投与実験では動眼筋(目を動かす筋肉)の間質や動眼神経の浮腫が認められている。

9)精子形成に対する影響
精巣は細胞分裂が盛んに行われており、構巣の障害は不妊性、催奇形性を招くという意味で医学的にも社会的にも重要である。

スミチオンをウサギに投与すると個体差は大きいが精子の形成に障害を与えることを示す結果が報告されている。

これは精祖細胞から精子への分化の過程を障害するためであるといわれている(藤田、1976)

10) 免疫機構に及ぼす影響
鈴木・金丸(1984)はスミチオンが細胞性免疫能抑制の傾向にあることを報告している。免疫機能の以上に起因する疾患は多く、また発癌との関係で重視される。
阿部(1984)によるとスミチオンの長期微量投与実験では、サルでリンパ節・リンパ装置などの萎縮がみとめられている。

11) 消化器に対する作用
スミチオンの長期微量投与実験では、消化管の分泌・運動を支配している自律神経の細胞の減少・萎縮が見られ、また出血斑も認められた。(阿部、1984)