・これからの危険と安全の考え方 (2008年5月作成:2011年12月一部追記)
「100%安全ではない=危険である」、「100%危険はない=安全である」という論理では、残念ながら電磁波の健康影響の結論を出すことはできない。
「明らかに法的な規制を行う必要があるような危険性」は色々とこの世の中に存在する。
しかし、電磁波ではなくとも、100%の安全が保証されたものはあるのだろうか?
現在の生活が、電気に依存していることを勘案すれば、安全性が100%保証されていないので、電磁波は危険である、といって、電磁波を根源から絶つべきとし、われわれは電気が発明されていなかった江戸時代の生活に戻ることができるであろうか? 「電磁波の健康影響・基礎講座」では、すべての電磁波から、ヒトは逃げることができないと、説明を行っている。
これからは、上表の3分法、そして4分法で考えるべきと、私は考えます。
われわれは、電気文明の利便さと、それに伴うリスクを十分に考慮すべきであろう。
その為には、電気文明に伴う電磁波の健康影響に関して、冷静に、公正な立場で、幅広い、科学に基づいた情報、最新の研究状況などを知るべきである。
電磁波の健康影響は、工学の知識、医学に関する知識、動物に関する知識、などなどが関連する学際的な分野であり、理解するのも容易ではない。
市民が簡単に、十分な理解を行うことは至難である。
本講座はそうした役にたつ事ができれば幸いと考えている。
この項目は一部補足、修正があります。 以下に追記します。
2009-3-4