BEMSJの「電磁波(電磁界)の健康影響」講座5 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・最近(2006年8月)読んだ資料(「物性研究」誌2004年4月号に掲載された2003年5月開催の『電磁波と生体への影響』に関する研究会の講演内容)の中に、興味深い観点がありました。

電磁波の健康影響に関して著書も多い荻野晃也氏が、その講演の最後を「もうすでに、人類は電磁波被爆をゼロにはできないのであり、電磁波と共存しながらどのように生きていくかが、今問われている」と結んでいることです。

*アメリカのRAPID計画のパンフレットでも指摘、 疫学だけでは結論は出せない。

2002年8月24日の朝日新聞報道「低周波磁界で小児癌が2倍という疫学研究」がありました。
こうしたことをうけて、疫学結果が出れば、それで結論が出るかのように受け止めている場合があります。
そうではありません。 疫学だけでは結論は出ないのです。

2002年6月に改訂版が出たアメリカのパンフレット(アメリカでRAPID計画という国家計画で電磁波の健康影響の研究が行われました。

その中核となった研究所NIEHSで発行された)「Question & Answer(質問と回答集)」には以下のような説明があります。

*******運用(原文は英文)**********
電磁波は疾病をもたらす? 
実験室での実験や人を対象とした研究などはパズルを解く鍵となるが、ひとつの研究、ひとつの分野の研究(例:疫学)だけではパズルは解けない、全体像が見えない。


     clinical studies: 人を対象とした研究、臨床研究
Cellular studies; 細胞を用いた実験室での研究
Animal studies: 動物を使用した研究
Epidemiological studies: 疫学研究
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runより:電磁波過敏症ですが医学では解明できてません。

しかし化学物質過敏症も医学だけではなく環境学も必要でした。

いつか解明されると信じています。