・*正当に怖がるための努力が肝要
電磁波の健康影響に関しては、不安感を先行させるのではなく、「正当に怖がるための努力と、そのための関連情報の収集と理解」が肝要と考えます。
正当に怖がる・・・は、以下の放射線に関する講演でも言われています。
熊本日日新聞社のWEBから、ちょっと古い記事を検索して見つけました。
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掲載日:2005/1/24
◎放射線 “怖い”だけじゃない エネルギー関連女性団体が熊本市でフォーラム 殺・滅菌、品種改良…広がる利用 「正しい知識を」
(略)
身の回りに常に存在する放射線。
テレビのブラウン管からも極微量のX線は出ている。
大塚さんは「大量に浴びれば紫外線でも人は死ぬ。
危険なのは浴びる量。
放射線をむやみに怖がるのではなく、正しい知識を持って怖がることが大切」と話している。
寺田寅彦の言葉より
「ものを怖がらな過ぎたり、怖がり過ぎたりするのはやさしいが、正当に怖がることはなかなかむつかしい。」
物理的な害が無くても,不安感は,体に良くない
某大学助教授の個人サイトにあった(1998年のサイト、現在は閉鎖)にあったコラムから、一部を引用します。
電磁波防止グッズと化粧品 ('98.2/27)
最近,電磁波防止グッズを見かけることが良くある。
今流行の商品の1つである。
OAエプロンや,電磁波防止機能を謳った高価な ディスプレイ・フィルター。
PHSに張るシールやら,なんとカード型のもある(笑)
そういう全く効果の無いものを,さも「健康に良い」と誤解するようなうたい文句で販売する。
ここを見に来る人には居ないだろうけど, 危険な電磁波を避けるために備長炭を置く という馬鹿げたことが流行ったことがある(笑)
これは,某パソコン雑誌が4月号にジョーク として載せた話である。
しかし,それを真に受けた大馬鹿者が、TVで,まことしやかに放送した。
「みのもんた」がワイドショー番組で「備長炭」を宣伝したところ, ワイドショーしか見ない主婦が,大量に騙された(笑)
でも,「体に良い**」とか「危険な~を避ける**」というのは, あながち嘘ばかりとも言えないかもしれない。
そもそも体に悪いのは,電磁波などではなく,「電磁波は体に悪いと思う気持ち」である。
物理的な害が無くても,こういう不安感は, 体に良くない。
そういう心理的な害から身を守るには, 正しい事を知るか, あるいは「これを買えば安全なんだと思える、適度に高価な商品」を買うことである。
価格は楽しく騙されることへの代償である。
「これは効く」と思って飲む薬は,中身が空でも効く(医学的には 「プラシーボ効果」といわれる)のと同じである。
runより:プラシーボ効果に触れてますが電磁波過敏症がプラシーボで治る訳ではない事は後に説明されます。