電磁波:よくある質問と回答2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・電磁界の種類と作用
http://www.jeic-emf.jp/faq/nature.html#faq-basic-04
電磁界は、電離放射線と非電離放射線に分けられます。

送電線や家電製品などから発生する超低周波電磁界、IH調理器などから発生する中間周波電磁界、テレビ放送や携帯電話などの通信に利用される高周波電磁界(電波)などは全て非電離放射線に属しています。

また、エックス線やガンマ線などは極めて高い周波数の電磁波で、細胞を構成する分子の原子結合を破壊することによって電離作用(プラスやマイナスに荷電された原子や分子を生成すること)を起こさせるのに十分な光子エネルギーを持っているので、電離放射線と呼ばれています。
 非電離放射線は、電離放射線のような物質に衝突して原子から電子を引き離す能力(電離作用)を持ちません。

したがって、ばく露されても細胞内の遺伝子に悪い影響を与えることはありません。
 電磁界(電磁波)のエネルギーは、下の表のように波長が長いほど小さくなります。
       《粒子としてのエネルギーの比較》


化学物質過敏症 runのブログ-faq02.gif

自然界に存在する電磁界
http://www.jeic-emf.jp/faq/nature.html#faq-basic-04
代表的な例としては地磁気や落雷の放電によって発生する磁界が存在します。

地磁気の大きさは場所によって異なります。

赤道付近では約30マイクロテスラ(μT)、北極や南極では約60マイクロテスラ(μT)です。

ただし、地磁気は磁界の向きが常に一定の静磁界といい、電力設備から発生する磁界のように磁界の向きが変動するものとは異なります。

また、落雷による放電の電流は数十~数百キロアンペア(kA)となり、その近くでは瞬間的に非常に大きな磁界が発生します。
 一方、電界は電気を帯びた微粒子(電荷)によって作られます。

冬の乾燥した日、セーターなどを脱ごうとしてパチパチと音がする静電気は、電界の作用によるものです。


電界・磁界の単位
http://www.jeic-emf.jp/faq/nature.html#faq-basic-04
電界の強度を表す単位はボルト/メートル(V/m)、磁界の強さを表す単位としては、アンペア/メートル(A/m)が用いられます。
 ただし一般的に、磁界の強さとは磁束密度(単位面積当たりに通っている磁力線の量)を意味しており、その場合は、テスラ(T)、ガウス(G)が用いられています。

テスラとガウスの関係は、
   1G=100μT(1ガウス=100マイクロテスラ)
   1mG=0.1μT(1ミリガウス=0.1マイクロテスラ)
です。

SI単位系による磁界の強さを表す単位はテスラ(T)です。