南オーストラリア州多種化学物質過敏症病院ガイドライン2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・内容
はじめに
目的(Purpose)
ねらい(Aim)
目標(Objective)
化学的刺激物
 共通の刺激物
 最も共通な症状
入院計画
 入院準備
 病院の環境
入院中
 MCS患者の介護に求められるかもしれない設備
 病院職員
 食事要件
 薬品
救急部門
入院の代替と退院計画
 MCSの人々の収容に関する更なる情報
参照


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はじめに
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 多種化学物質過敏症(MCS)は、化学物質曝露により引き起こされる深刻な身体的症状として記述される衰弱させる疾病である。

ある自己申告調査で、MCSは南オーストラリアに住む成人の約1%に影響を及ぼしていることが示されている。

さらに、約16%の人々がひとつ又は少数の化学物質に対して何らかの過剰反応をするとみなされている。

オーストラリアにはMCSの診断用又は臨床用ガイドラインが存在しないので、化学的に過敏なある人々は、MCSにもっと関連した症状を持っているかもしれない。

 MCS症状を持つ患者は、化学物質への曝露の結果、様々な身体的症状に苦しむかもしれない。

これらの曝露の症状は、普通の程度から深刻な程度まで患者が経験する呼吸器系及びインフルエンザのような症状、胸の痛み、筋肉及び関節の痛み、頭痛、筋痛、吐き気、腹痛、その他の身体的症状を含むかもしれない。MCSの人々が化学的刺激物に対して経験する身体的症状は、病院にいる間の患者の治療を損ない、回復、健康成果及び幸福に影響を及ぼすことがある。

 MCSの人々が反応する化学物質又は刺激物のタイプは非常に多様であり、しばしば病院の環境中にも見出される。

これらの刺激物は入院患者に普通に提供される食物や飲料中に存在するかもしれないし、また病院の洗浄用品や消毒剤、らには病院の職員がつける香料や髭剃り後ローション、身体手入れ用品、整髪料の中にも含まれているかもしれない。

したがってMCS患者の入院は、入院に先立ち病院管理者により計画され、個人毎に健康専門家により管理されるのが理想的である。