・目的
これらのMCS病院ガイドラインはMCSテキストの決定版として提供されるものではないし、症状の病論を主張するものでもない。
それらは、病院管理者や健康専門家らが病院での治療を必要とするMCSの人々の必要に最良の対応をし、それによって効果的で質の高い介護と改善された健康成果を確実にするのに役立てるよう設計されている。
病院で医療又は外科的処置を受けるMCSの人々の環境的必要性を満たすことは入院期間を短縮し、個人の健康成果を改善するように見える。
MCSの人々は刺激物に対して敏感であり、彼等の曝露に対する反応は広く変動するので、MCSの人々の入院は理想的に計画され、収容施設管理に関する患者/介護者と病院管理者の協議が必要であろう。
患者、医療/介護、同類の健康と優良事例(GP)に関連して臨床的に可能な場合には、入院の代替が検討されるかもしれない。
もし入院が避けられない場合には、個人毎に作成された介護計画と治療体制を知らせ開発するために、入院に先立つ臨床的評価、患者が反応する化学的刺激物のタイプの確立、及び患者が過去に経験した曝露症状の文書化が必要である。
退院計画は全体的な介護計画の中で全ての患者にとってひとつの重要な要素であるが、特にMCSの人々にとって臨床的に適切であり現実的である限り速やかに早期退院をすることは、回復及び病院処置後のリハビリテーション期間の刺激物への曝露を減少するので、極めて重要である。
ねらい
多種化学物質過敏症-南オーストラリア病院のためのガイドラインは、MCSに苦しむ人々に及ぼす共通の病院刺激物の影響を最小にし、病院施設内の治療を求めることをねらいとして、提供されている。
目標
南オーストラリア保健局は、化学的刺激物への曝露を削減する適切な治療環境を計画し提供することにより、病院治療を求めるMCSの人々の健康成果を改善することに注力している。