ジメトエート4 | 化学物質過敏症 runのブログ

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● 自律神経系への影響
 
○ スデック症候群は、手足の疼痛や皮膚の浮腫、骨の脱灰、血管運動の不安定などを示す病気である。

一般に外傷や関節炎の後に現れるといわれる。

トルコのオンドクズマイイス大学のサヒンらのグループは、ジメトエート中毒後にスデック症候群が現れた患者を報告している [12]。
 
● 腎臓への影響
 
○ 発癌実験の過程で雄ラットに慢性腎疾患が見られた [7]。
 
● 眼への影響
 
○ 眼を刺激する [1]。
 
● 皮膚への影響
 
○ ジメトエートは接触性皮膚炎を起こすことがある [1,13]。
 
 
● 生殖器官への影響
 
○ 精巣の毒性が認められている。ラットに65日間6.25又は12.5 mg/kgのジメトエートを経口投与した。

ジメトエート投与により、ほとんどの生殖器官の重量と精子の運動性の低下が見られ、死んでいる精子と形態的に異常な精子の割合が増加した。

血漿中テストステロンレベルの減少も起こす。

組織検査によって、ジメトエートは精原細胞の変性と精子形性が部分的に止まっていることが分かった。

肝臓では中心静脈と類洞が弛緩し、出血も見つかった。

ジメトエートは肝臓と精巣で最も高い濃度で検出され、筋肉では最も少なかった。

投与終了後、ジメトエートと代謝物は21日後でもいぜんとして存在するという [14]。
 
○ 発癌実験の過程で雄ラットに精巣の萎縮が見られた [7]。

● 生殖への影響
 
○ 飲料水に溶かして9.5から10.5 mg/kg/日のジメトエートをマウスに投与すると、繁殖や子の生存、生き残った子の成長率が低下した。

子の研究で成熟したマウスは体重増加の減少を示したが、生存は影響を受けなかった。

マウスでの三世代研究で、2.5 mg/kg/日は生殖成績あるいは子の生存を低下させなかった [2]。
 
○ いったん血流に入ると、ジメトエートは胎盤を通過する[2]。