・出典:健康情報
http://kenko.data-max.co.jp/
・『茶のしずく』被害者が2,205人に、3カ月で234人増加
2012年8月 3日 15:15
厚生労働省は3日、医薬品等安全対策部会にて、『茶のしずく』石けんを使用して小麦アレルギー症状を発症した被害者が、6月30日時点で2,205人に上り、そのうち222人が重症患者だったと報告した。
発症者の人数は(株)悠香が厚労省に報告したもので、4月6日時点の1,971人から234人増加した。
この234人のなかには、NET-IBでも紹介した高木(仮名)さんも含まれている。
高木さんは5月にアナフィラキシーショックを発症し、救急車で病院に搬送されたが、約3カ月で200人以上の被害者が増加していることから考えても、旧『茶のしずく』使用者には、いまもなお、アレルギー発症のリスクが残っているとみられる。
厚労省は同部会にて2011年度の医薬品などの自主回収状況を報告したが、死の危険性がある「クラスI」の自主回収は、医薬部外品では悠香『茶のしずく』石けんと、『茶のしずく』石けんを製造したフェニックスの『薬用フェイスソープ』の2品だけだった。
『茶のしずく』の回収状況について、福岡県薬務課の担当者は「回収はまだ続いており、終わっていない」と話した。
悠香からは毎週、回収した個数などの報告を受けているというが、回収済みの数などは「最終報告をまとめるまでは非公表」とした。
まだ回収が終わっていないということは、アレルゲンの時限爆弾といえる危険物を、いまだに使用している人がいるのかもしれないのだ。
死の危険を未然に防ぐためにも、福岡県薬務課は、回収状況の中間報告を公表すべきだろう。
【山本 剛資】
runより:自主回収からかなり時間が経ちましたが未だに被害者が増えているのには驚きです。
悠香はCMで自主回収アピールをもっとするべきだったと思います。