経皮毒とは何か5 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・経皮性吸収とは

経皮性吸収とは、呼吸によって体外の物質を吸収することです。経皮性吸入とも呼ばれます。

経皮性吸収では、空気に含まれる物質を呼吸によって肺に吸い込みます。

肺に届いた物質は血液に直接入ってしまうため、経皮毒性物質など有害化学物質の吸収率が非常に高くなります。

シックハウス症候群の原因となる「ホルムアルデヒド」や発ガン性の高い「ダイオキシン」もこの経皮性吸収によって影響を受けます。

また経皮性吸収の影響として、日常的なところではタバコがよい例です。タバコには様々な有害化学物質が含まれていますが、これらは経皮性吸収によって体内に吸収されます。


経皮毒によるアレルギー症状への影響

アレルギーとは

アレルギーとは、特定の物質や特定の条件に対して体が過敏な反応を示すことです。

ギリシア語のal-ergosが元で、al-は「非」、ergoは「作用、活動、反応」という意味です。

つまりアレルギーというのは「普通ではない反応」という意味となります。

アレルギーという言葉は、20世紀の初めオーストリアの医師クレメンス・フライハー・フォン・ピルケが作ったといわれていますが、わりと最近の言葉なんですね。

アレルギーの病気で代表的なものがアトピーや花粉症などですが、こういったアレルギー系の病気は近年増加している傾向にあります。


経皮毒がアトピーの原因?

アレルギー症状の中でもアトピーは原因が特定できていません。

そもそもアレルギーを引き起こす免疫系のことがまだまだよく解明されていないからです。

アトピーの原因はさまざまなことがいわれていますが、この経皮毒もアトピーの原因ではないかと考えられています。

確かにアトピーが近年増えていること、先進国や都会など都市化されたエリアに多いことを考えると経皮毒の可能性も否定できません。

特に経皮毒の場合は、まず経皮毒性の化学物質そのものがアレルゲン(アレルギー反応のもとになる物質)である場合があります。

さらに界面活性剤などの使用で経皮毒の吸収率が高まると、他のアレルゲンの影響を受けやすくなるということもあります。


runより:経皮毒がアトピーの原因とは言い過ぎだと思いますが肌が荒れたりかぶれたりするのは確かです。