フェニトロチオンの毒性5 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・4. 急性毒性
哺乳動物に対するフェニトロチオンの急性毒性は低いと考えられる(Extension Toxicology
Network 1995)。
4.1 急性中毒症状
急性中毒症状は良く分かっている反面、時にはインフルエンザや風邪などの病気と混同されることが多い。

以下に述べるような多彩な症状が現れる場合がある。

さらに、小児に現れる症状は大人とは異なることがある。

・吐き気・おう吐・腹部痙攣・下痢・流涎・頭痛・めまい・衰弱・鼻漏・胸の締めつけ感・眼のかすみあるいは薄暗いこと・縮瞳・流涙・毛様体筋痙攣・調節と眼球痛消失。

散瞳が時には見られる・筋肉協同の喪失・会話不明瞭・線維束性攣縮と筋の攣縮・全身の強い脱力・精神錯乱・混迷・眠気・呼吸困難・唾液と気道粘液の過剰分泌・口鼻のあわ・チアノーゼ・肺のラ音・気管支漏
*・気管支痙攣・頻呼吸が記されている。

非心臓性の肺水腫が重度の場合起こる。

化学肺炎が見られる。

・気管支痙攣はフェニトロチオンに感作している喘息患者で、または薬理的なムスカリン作用として起こりうる。

・無秩序な断続的運動・失禁・痙攣・昏睡。

・徐脈・低血圧・胸痛が起こるだろう。頻脈と高血圧も記録されている。

心臓の不整脈と伝導障害は重度の中毒で起こるだろう。

心筋炎が起こる。

・主に呼吸中枢の不全または呼吸筋麻痺・強い気管支収縮・あるいはその全てから起こる呼吸停止による死亡。

・子供は大人と異なる主な徴候と症状を示すと思われる。

中枢抑制・人事不省・弛緩・昏睡は子供で最も一般的な徴候である。