岩手県議会議事録(抜粋)2 | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

○平藤スポーツ健康課総括課長 一戸町立奥中山中学校のシックスクールの関係でございますが、これに関しましては4月下旬から1年生の子が体調不良を起こしておりまして、7月に専門医を受診しまして、シックスクール症候群ということでございました。

原因につきましては、大規模地震補強工事及び大規模改造工事が行われておりまして、それに起因するものではないかというふうなことがございます。

その後、専門機関の測定を行い、専門医の先生からの助言などを受けて、換気あるいは水ぶきなどで軽減を図ったところでございます。
 それから、胆沢第一小学校のその後についてでございますが、残念ながら転校なさった児童についてはそのままの学校で通学されているということでございますが、そのほか健康被害については現在は聞いてございませんので、適切に管理されているというふうにとらえております。
残った生徒には化学物質過敏症の児童がいるはずですが経過はどうなっているのでしょう?


○中村文化財・世界遺産課長 野田村の保育園に係る埋蔵文化財調査でございますけれども、このようなたぐいの調査につきましては、本来でございますれば市町村の専門職員が調査をする状況なのでございますが、野田村においては専門職員がいないことから、県の教育委員会でこれまでずっと調査支援をしてまいりました。
 この保育園につきましても、計画当初から協議に我々入りまして進めてまいったのですが、急遽事業者のほうで早目に開園したいというようなお話もあって、とんとんとんと事業が進むようになったというふうに聞いておりました。

それで、埋蔵文化財の調査を早急にというお話でございまして、ただ先ほど来説明してまいりした都道府県等の支援、そういったたぐいは来年度以降を想定してございますので、今年度の部分については県の教育委員会、それから県立博物館と連携いたしまして調査を進めようということで今調整をしてございます。

事業に支障がないように、発掘調査を実施することで、事業者のほうと今調整を進めているところでございます。

○斉藤信委員 一発で終わりたかったのだけれども、残念ながら不十分な答弁ですね。

シックスクール問題で、胆沢第一小学校の問題であれだけ議会でも取り上げ、さまざまなことをしたにもかかわらず、また奥中山中学校で大規模改造工事で発生したと。

これは危機感を持たなければだめですよ。

子供たちの命と将来にかかわるのですよ。

奥中山の子供も自宅療養ですよね。

これは個人差があって、本当にそういう子供の命と健康にかかわる事態が2年連続して起きたというのは、これは本当に許されない事態だと思いますよ。
 それで、胆沢はかなり取り組んだことは取り組んだけれども、原因究明が中途半端に終わっています。

あれは真剣にやるとわかるのですよ、原因が。

今回のやつも、VOC測定では出なかった。

TVOCをやったら出たと。

今6物質だけではない汚染なのですよ。

だから、大規模改造工事をやった場合には、TVOC検査をちゃんとやって安全確認をすると。

あと、工事の管理もやらなければだめですよ。

大体4月にも体調不良に陥っているのです、この子供は。

だから、機敏に早く対応するということが必要だし、原因究明を徹底すべきですよ。

今までの対応ではまた起きるということになりますよ、これだと。

この児童に対する支援もしっかりやるということをやらなければだめですよ。

医療費の問題から、教育支援から、そういうことをしっかりやっていただきたい。
 埋蔵文化財は年度内にやるというので、これはよかったと。
 35人学級、厳密に聞きますよ。

今年度35人学級を小学校1年生で実施をされて、どれだけ教員の定員がふえて、振りかえは何ぼ減らされたのか。

これをリアリズムで出していただきたい。
それと、震災のかかわりで、来年教員を40人ふやすという報道が一時ありましたね。

来年そういう教員増の計画というのは本当にあるのか、ないのか。震災の地域は、さまざま今工夫をされたり、大変劣悪な状況の中でやられていると。

特別にこういうところに厚く教員を配置して支援すべきだと思うけれども、その対策はどうですか。

さすが斉藤議員、触れるべき問題をちゃんと質疑しています。