前省略赤字はrunの意見です。
○田村生徒指導担当課長 3点目の子供の心のケアの対策についてでございます。
〔「教員でしょ」と呼ぶ者あり〕子供への対応への不満の声かと思います。
〔小西和子委員「子供と教員、両方です」と呼ぶ〕
○田村生徒指導担当課長 子供の部分でございます。
大きく三つの取り組みを現在実施しているところでございます。
一つ目は、教職員に対しての研修会の実施でございます。
日常的に子供に接するのは教職員という観点から、春と夏と、またこれから冬、冬休み等に、ある事務所では2月に実施する予定でございますが、そういう研修会の実施が1点目です。
二つ目は、人的な支援でございます。
現在県内外、県外の臨床心理士、あとは県内の大学等の先生方の御協力をいただきながら、沿岸部、被災地の子供たちの心のケア、サポートの体制を、発災前からのカウンセラーの配置に加えて重層的な体制をつくって対応しているということでございます。
三つ目は、心と体の健康観察というアンケート形式のものの実施でございます。
これは子供が抱えている目に見えないストレス等を教職員が早期に発見し、対応していくという観点から実施したものでございまして、中長期にわたって子供たちの心をサポートするための一つの参考資料としていただきたいという観点から実施したものでございます。
今後におきましても、学校、そして市町村教育委員会等のニーズを的確に把握しながら、組織的、そして継続的な取り組みを実施する中で、きめ細やかな対応に努めてまいりたいというふうに考えてございます。
○佐藤参事兼教職員課総括課長 最後の教職員の心のケアの抜本的対応策でございますけれども、心のケアについては長期間にわたって教職員のメンタルヘルス保持の対策をしていく取り組みが必要というふうに認識しておりまして、対策の柱は予防、それから早期発見と早期対応、そして休んだ場合は職場復帰支援と、こういう三つの柱で取り組むことが重要であるというふうに考えております。
このため、予防については、メンタルヘルスチェックによるセルフケアですとか、管理職を対象としたセミナーの開催。
それから、早期発見と早期対応につきましては、心と体の巡回健康相談やスクールカウンセラーによるカウンセリングの実施。
それから、職場復帰支援では、職場復帰訓練の実施などに取り組んでいるところでございまして、今後とも先ほどの子供の心のサポートチームの医師や専門スタッフとの連携も図りながら、被災地の教職員の心のケアにきめ細かく取り組んでいきたいと考えております。
○斉藤信委員 私はまとめて聞きますから、しっかり答えていただきたい。
一つはシックスクール対策です。
一戸町の奥中山中学校で、残念ながらまたシックスクール症候群と診断を受けた生徒が出ました。
これの原因究明と生徒に対する支援、対応はどうなっているか。
それと、昨年私はこのシックスクールの問題で胆沢第一小学校の問題を取り上げてきましたが、この原因究明はどうなったか。
そして、あのときには転校せざるを得ないとか、自宅療養とか、かなりの生徒が深刻な被害を受けたのですけれども、その後の状況はどうなっているでしょうか。
これが第1点。さすが斉藤議員、核心を突いてます。
第2点は、埋蔵文化財――先ほど福井委員も聞きました。
私は具体的に聞きます。
野田村で被災した保育園が新たな用地で再建するというので、ところが文化財調査がかかって、これは本当に大事な施設なので早く調査をやってくれないかと。
これは私、生涯学習文化課にもその状況をお願いしていましたが、これはどうなるでしょうか。
これは第2点です。
第3点は、35人学級です。
文部科学省は来年度、小学校2年生まで35人学級を拡充するという方針ですよね。確実にやられると思うのですよね。
これまでの加配を減らすとかいろいろあるのだけれども、しかし今回の1年生の35人学級は、プラス・マイナスすれば、私はプラスになっているのだと思うのです。
2年生の場合も、加配の数の変動はあるかもしれないけれども、全体としてはプラスになるのではないかと。
こういう時期に、岩手県が独自に小学校3年生、4年生に拡充すると、中学校1年生でも全面実施してさらに拡充すると。
こういう時期にやらないと、またやれないことだと思うのです。
それの検討はどのように進められているかお聞きしたい。