・ 例えば、育児室の壁にスマートメーターが一台設置され、約27cm離れた場所に子ども用ベッドがある場合、ベッド上で140μW/?(反射係数60%、作動サイクル100%の場合)になります。
同じ条件でコレクターメーターが設置された場合は395μW/?です。
スマートメーターが導入された地域では、耳鳴りや頭痛、動悸、不眠など電磁波過敏症によく似た症状を訴える人が増えています。
カリフォルニアに住む電磁波過敏症の女性は、スマートメーターが設置されてから症状が悪化し、まだ導入されていない地域への転居を考えているというメールをくれました。
アメリカの市民団体電磁場安全ネットワークには、「スマートメーターが約7.5m離れた家に設置されてから頭痛やめまい、動悸がおきる。郊外に行くと元気になるが、自宅に戻ると症状が再発する」といった声が、カナダやオーストラリアなど各国から届いています。
ロンドン帝国大学のゴールズワージー博士は、健康影響のほかに、サイバーテロを受ける可能性、無線を傍受されてプライバシーが侵害される可能性などを指摘し、スマートメーターの設置に反対する文書を議員に送っています。
スマートメーターから送られる電波を傍受すれば、電気使用量が刻々と記録されているので、いつ家に帰ってきたのか、いつ入浴し、いつ眠るのかも分かってしまうからです。
このような状況はプライバシーの侵害だけでなく、犯罪に利用される可能性も大いにあるでしょう。
アメリカやニュージーランドでは、スマートメーターが発火する火災も報告されています。セイジ・アソシエイツは、メーターから発生する電磁波が配線に過剰な負荷を与える可能性を指摘しています。