あなたを蝕みつづける電磁波被曝の恐怖3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・参考までに、一般的な家電製品の電磁波強度の計測例を一部紹介しておこう。

●テレビ=1メートルの距離で2.3ミリガウス
●電子レンジ=50センチの距離で14.6ミリガウス
●電磁調理器=30センチの距離で29.3ミリガウス
●パソコン=50センチの距離で1.9ミリガウス
●電気毛布=密着状態で7.7ミリガウス
●蛍光灯=15センチの距離て16ミリガウス


 もちろんメーカーや機種、さらには計測器によっても値は大きく変動するので、あくまでも参考例として見てほしいのだが、いずれにしてもこれらの数値を見る限り、4ミリガウス前後の電磁波など、私たちは日常的に浴びているということになる。
 にもかかわらず--4ミリガウスという微弱なレベルの電磁波で発ガンリスクが2倍以上になると、国立環境研究所はいう。

これは、ある意味べらぼうな数字である。

そんな極端な調査報告が本当に信用できるものなのだろうか?
 いや、実は恐ろしいことに、世界的に見れば、これはごく当たり前の数字だったのである。
 今回の報道で大きな話題になったのは、これまで危険性を認めようとしなかったわが国でさえ、認めざるをえないところまできてしまったということにすぎない。
「4ミリガウス=危険領域」というのは、すでに世界の常識だったからである。
 再び大久保氏に話を伺う。


「今回の4ミリガウスで発ガンリスクが2倍という数値はかなり信用できるものだと思います。というのも、昨年の3月に英国の放射線防護局(NRPB)が同じような専門委員会を設け、同じような調査を行ったのですが、そのときの結論が、奇しくも今回と同じ4ミリガウスで発ガンリスクが2倍という数字でした」

 しかも、この調査委員会のチーフとして腕を振るったのば、リチャード・ドール博士。疫学調査においては文句なしに世界一の権威として認められている人物だ。
 たしかにイギリスと日本。遠く離れた国で調査サンプルも違っているのに、ほぽ同じ結果が出たということは、かなり信憑性の高い数字といわざるをえない。

「このドール博士の調査結果を受けて、WHOの下部機関である国際ガン研究機関(IARC)は、2001年6月に、極低周波電磁波の危険ランクを2B(発ガン可能性あり)というランクに位置づけました。しかもこの決定は参加国10カ国21名の専門家、全員一致で決められたのてす」

 ちなみに、2Bより上のランクにはPCBやホルムアルデヒドなどの2A、ダイオキシンやアスベストなどの1が並ぶ。
 いわば発ガン危険番付において、電磁波はまだ三役入りしたばかりというところ。

しかし、上位との差はほんのわずかだ。

今後の調査・研究次第で、大関や横綱にまで昇りつめる可能性を秘めているかもしれないのだ。