コンピュータ教室での電磁波6 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・○電磁波過敏症
 電磁波と健康障害に関する研究は、主に疫学調査と呼ばれる純計学的手法によって行われてきた。

その後、疫学研究と並行して、動物や細胞を用いた実験によって影響が研究されてきた。
 テキサス大学健康科学センターのウェンドル・ウィンタ一ズ博士によれば、培養器の中のヒト結腸がん細胞に、60ヘルツの電磁波を24時間照射したところ、その増殖のスピードが早くなるという。

しかも、そのスピードの加わり方は、数百パーセントという桁違いの早さであった。

この実験は繰り返し確認されている。
 がん細胞を用いた実験と並んで、電磁波が生体に及ぼす影響のメカニズムの一部を明らかにしたのが、カルシウムイオン流失の実験であった。

1976年にロマリンダ大学のW・ロス・アーディとスーザン・バーウィン博士は、培養器の中の神経細胞に電磁波を当てると、細胞からカルシウムイオンが流れ出るという現象を観察した。

カルシウムイオンの流失が起きると、免疫システムの活動が抑制され、がん細胞の増殖に対応できない状態がつくられるなど、身体にさまざまな影響が出る。
 松果体は光と磁気を感じる器官として知られているが、電磁波を被曝しても影響を受けることはすでに述べた。

この器官は、他にも生殖腺の機能をコントロールする役割をはたしていて、分泌するホルモンの一つにメラトニンがある。
 電磁波を被曝すると、血中、そして松果体の中でのメラトニンの濃度が抑えられ、生殖機能に影響が出たり、乳がんや前立腺がんなどが起きやすくなることが分かっている。

また、メラトニンががん細胞を抑制したり、免疫機能に関係しているため、この分泌量の変化が脳腫瘍や白血病の発症と関わりがあるのではないかと見られている。
 最近、化学物質過敏症と並んで患者の数が増大している病気の一つに、電磁波過敏症がある。

また、電磁波過敏症と化学物質過敏症の両方になるケースも多くなっている。電磁波過敏症は、電磁波が引き起こすアレルギー性疾患である。

このアレルギー性疾患を指摘したのは、前出のロバート・ベッカー博士で、強い電磁波を被曝したり、長い問電磁波にさらされた後、やがて神経症的な状態に陥ったりするという。