ケータイは危険か?5 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・1996年2月にミュンヘンで心筋梗塞後の心悸亢進によって心拍が停止する緊急事態が起こった。

救急医は細動除去器(心拍が速過ぎたり遅過ぎたりするときに不整脈を電気ショックによって取り除く)を携えて来た。

しかし、医師が持って来た細動除去器は動かなかった。

二人目の救急医が呼ばれたが、彼の細動除去器も作動しなかった。

三台目の細動除去器が運び込まれたときにはもはや手遅れだった。

心筋梗塞の患者は亡くなった。この一連の故障の推測される原因は、近くで何も知らずにケータイで電話していた通行人がいたことだった。


 航空機の電子機器の通信信号へ干渉する危険性があり、空中の安全が脅かされることから、飛行機の中でのケータイの使用はいくつかの路線では完全に禁止されている。

離着陸時の使用を刑法で禁止している路線もある。議会では、違反行為は2年以下の懲役を課すことが審議された。

数年前、高周波の作用により、ドイツ連邦空軍のミサイルを搭載したジェット機が木造の教会に墜落した。

基地局が着陸の電子機器を制御不能にしたことが明らかになっている。

基地局による障害はコンピュータ、レジスター、ステレオ、エレベータ、電話、テレビ、さらに自動車の電子機器や無線装置などにも見られる。

自動車の電子機器の誤作動の危険性のため、BMWは外部アンテナ付きの無線電話しか認めていない。

さらに、ケータイによってABSシステムやエアーバッグへの影響が致命的な結果を招くこともある。


 既に述べたように、生の営みは微弱の高周波の電磁信号によって制御されている。

この生体信号の強度は電子工学の規制値よりも低い。

それで、その電磁信号は一般的に知られているものの、強度の測定は間接的に行うなど、かなり難しい(F.A.ポップ)。

自然は、可視光線の下に位置する周波数帯を、本能的な無意識下の生の営みの制御に使うために割り当てた。

しかし、我々は、この聖域であるべき周波数帯を、人工の技術に利用している。


 マイクロ波の吸収の結果として、頭痛、不整脈、睡眠障害、集中力の低下、眩暈、思考力の低下、聴力の低下、意気消沈、いらつき、血中脂肪の増加、リンパ球の減少、発ガンリスクの増大、など、様々な障害が指摘されている。

ドイツの規制値以下のマイクロ波においてもこの健康被害が見られることに、注目すべきである(たとえば電子レンジでは許容限度値は2.5mW/cm2に設定されている)。