厚生労働省と東京都が「ホスピタルダイエット」などと称される製品に注意喚起2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・■対策
・インターネットでの健康食品購入は、良く考えましょう
違法な健康食品 (医薬品などが添加された「無承認無許可医薬品」) として摘発された製品の入手経路は、その大半がインターネットによるものです (当研究所調査による) 。

インターネット通販は、大変便利ですが、その半面「手にとって商品を見ることが出来ない」「表示などの細かい点を確認できない」「対面で質問できない」などのデメリットがあり、購入前に製品の品質を十分に確認することが困難です。

製造者や品質等が明らかな製品や、利用経験のある製品の再購入などには向いていますが、あまり良く分からない製品を品質確認ができないままネット購入すると、健康被害につながることがありますので、気をつけましょう。
・製造者名などの表示がない健康食品は買わない・使わない
製造者や原産地等の表示は、食品衛生法やJAS法によって義務づけられています。

これらの法律はそれぞれ、消費者に対して「飲食が原因で衛生上の危害が発生しないように」「適正表示によって消費者の選択の質が維持できるように」することを目的としています。

これらの表示が守られていないものは、品質が保証されていないものです。

■関連成分
シブトラミン (sibutramine)
シブトラミンは、1997年に肥満抑制薬としてアメリカのFDAの許可を受けたが、日本では未承認。副作用として血圧上昇及び心拍数増加などが報告されており、心臓病の方は服用を避けたほうがよいとされている。アメリカ国内において、許可されてから2003年8月までに54例の死亡事例 (うち30例は心血管が原因) が報告されている。2005年8月、FDAはシブトラミンの使用停止に関する消費者団体の請願書に対し、シブトラミンの使用に細心の注意を呼びかけ、その安全性を監視することにより、引き続き医薬品として承認していくことを公表。その後、欧州で実施されたSCOUT試験 (Sibutramine Cardiovascular OUTcome Trial) による、心血管疾患歴のある患者では心血管疾患再発リスクが高くなるという結果をうけて、2010年10月、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでメーカーによる任意回収が決定した。また、開発したメーカーはすでに販売・流通を中止している。2010年11月、インド医薬品規制当局 (Drugs Controller General of India、DCGI) がシブトラミンの販売を禁止。

フルオキセチン (fluoxetine)
海外では医薬品としての承認があるが、国内では未承認。うつ病やうつ症状に用いられる。副作用としては悪心・嘔吐、下痢、食欲不振、頭痛、睡眠障害等が報告されている。

甲状腺末
国内では乾燥甲状腺が医薬品として承認。これは甲状腺機能低下症やクレチン病、甲状腺腫などに使用されるが、副作用としては狭心症やショック、うっ血性心不全などが知られている。

クロルフェニラミン (chlorpheniramine) 、フェニラミン (pheniramine)
抗ヒスタミン薬として、アレルギー性疾患(蕁麻疹、アレルギー性鼻炎、結膜炎など)に使用されている。眠気を伴うことが多く、注意力の低下などの副作用が見られる。緑内障や下部尿路の閉塞性疾患 (前立腺肥大など) の方は症状が悪化するため禁忌。また、小児では興奮症状(過剰運動、不眠、痙攣発作など)が見られることもある。

ビサコジル (bisacodyl)
大腸のぜん動運動促進作用がある医薬品成分で、日本でも便秘症に用いる坐薬の医薬品として承認されている。副作用としては過敏症状、腹部不快感などが報告されている。

ジオクチルスルホサクシネート
国内では類似の成分について医薬品として承認されている。便秘症等に使用。副作用としては腹痛、下痢等が報告されている。