・アレルギー情報センターより
http://www.allergy.go.jp/allergy/index.html
・■ 2. β刺激薬
β刺激薬はもっとも強い気管支拡張作用を持つ薬剤です。気管支喘息発作を押さえるためにはなくてはならない薬です。しかし喘息の本態である気道炎症を抑える効果はないので使い方には気をつけなければなりません。この薬にばかり頼っていてはだめで、一部の軽症の患者さんを除いては、必ず抗炎症作用のある薬、ステロイド薬や抗アレルギー薬と併用します。剤型には内服薬、注射薬、貼付薬と吸入薬があります。
β刺激薬の副作用としては動悸、振戦(手指などの細かいふるえ)、脱力感、頭痛、低K(カリウム)血症などがあります。心臓に病気を持つ人は気をつけて使用しなければなりません。
a. 内服薬
内服薬という性質上、ふつうは定期的に使用しますが、普段は飲まずに発作の時だけ服用する、あるいは発作の時に追加する場合もあります。吸入薬よりも使用量が多いので上に述べた副作用は出やすくなります。投与量は常用量であり、個々の患者さんの病状によって増減されます。