化学物質の環境リスクの低減に向けた取組3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・(5)「安全」と「安心」のギャップ
化学物質の環境リスクの低減を通じてより安全な社会を実現することに加え、化学物質の安全性についての国民の理解が進み、国民が安心できる社会を実現することも重要な課題です。
例えばダイオキシン類や内分泌かく乱作用の問題では、最新の科学的知見に基づいて想定される環境リスクについての情報提供が十分でなく、国民が不安に感じるリスクとの間に、大きな乖離が見られたことがありました。

化学物質による環境リスクを完全になくすことは不可能であり、環境リスクに関する情報・知識を関係者が共有し、情報に関する共通の理解と信頼の上に立って、社会的に許容されるリスクについての合意形成を図る必要があります。
(6)国際的な課題に対する我が国からの情報発信
近年、化学物質対策は国際的な要素が強くなっています。

東アジア地域等の中進国では化学物質の製造・使用量が急激に増加しており、適切な化学物質管理手法を確立することが急務となっています。

また、国際貿易を通じて世界経済が一体化していく中で、他国における化学物
質規制が、化学物質やそれを含む製品を輸出する我が国に及ぼす影響が大きくなってきています。

例えば、欧州における製品中の有害物質規制や、事業者による化学物質の安全性評価の義務化等の検討が、我が国の企業の化学物質管理にも大きな影響を与えるようになっています。
さらに、地球規模での、又は国境を越える問題の解決に向け、残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約等、国際的な対策の枠組みの整備が進んでいます。

また、化学品の分類及び表示に関する世界調和システム(GHS)の導入も国際的に合意されています。
こうしたグローバル化の流れの中で、他国の動向に受動的に対応するだけでなく、我が国の化学物質管理制度、事業者や国民の取組等の情報発信を積極的に行うとともに、共通の課題への国際協調の下での対応を通じ、国際的な調和が図られた化学物質管理の確立に向けて、国際貢献を進める必要があります。


runより:まずは国内の化学物質低減から始めてほしいと思います。

シックハウス症候群、化学物質過敏症患者は増えてるのですから・・・