漢方薬治療は医療行為5 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・2-3 治療の特徴 治療総論
漢方治療の現場では、様々な治療手段を組み合わせて行われます。

その代表が漢方薬と鍼灸治療です。

漢方薬は主に草根木皮という天然物を『傷寒雑病論』などの古典に定められている生薬の種類や量を参考として組み合わせた漢方薬を用いています。

現在の医療現場では、煎じられて出来た漢方薬をエキス化した漢方エキス製剤が用いられます。

なお、エキス剤だけでなく煎じ薬も健康保険が適応となります。

鍼灸治療は、髪の毛よりもさらに細い鍼をツボに刺入する針治療や半米粒大のもぐさを燃やした熱を用いたお灸があります。

小児の場合は針を刺さずに皮膚をこすったりたたいたりする方法もあります。


2-4 治療の特徴 湯液
漢方薬には葛根湯、小柴胡湯など「・・・湯」と名付けられている処方が多いが、これはこの処方は元々煎じてできる薬であり、湯液(生薬を煮込んだスープ)の形で服用するものであることをあらわしています。

一般に漢方薬として処方されている漢方エキス製剤は、煎じることが不可能な場所でも服用可能で、それ自体が乾燥し重量も軽くなり運搬に便利で、かつ保存も簡単となった。

しかし、これは粉末スープやインスタントコーヒーと同様、お湯で溶いて飲まれることを前提としている。

「・・・湯」以外の漢方薬には「・・・散」という散剤と「・・・丸」という丸剤がある。散剤は生薬を細かく散にしたものであり、丸剤は使用薬の粉や煎じた薬液を蜜蝋などともに丸い剤形に練り込んで丸くしたものである。

八味丸は少量の日本酒と服用することが元々の漢方服用であるが、「・・・丸料」「・・・散料」は、煎じ薬として製造しているため、「・・・湯」と同じ服用方法でよい。