『健康食品・サプリメント[成分]のすべて』はどんな本か4 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・<ハイクオリティ認証の普及がカギ>

 『健康食品・サプリメント[成分]のすべて』には、日本特有成分の項目としての掲載、日本の処方医薬品、一般医薬品、漢方などとの相互作用などはもちろん、日本での健康被害症例の掲載や、日本での呼び方も「総合食品事典」・「総合栄養学事典」(同文書院刊)との整合性も持たせてある。

 また、膨大な日本対応版の一つに日本の健康食品・サプリメントのリストアップがある。

英語版の商品リストアップには、医療従事者や健康保険組合などが患者や組合員に安全で品質の高い商品を推奨するためや、一般消費者が有効性のある商品を選択するための指標として商品の総合認証システムがあるが、日本でもそのシステムに準拠してNMDBをベースとした健康食品の認証制度「ハイクオリティ認証制度」を提唱している。

この制度によって、健康食品の安全性と品質を相当程度担保することが可能になるだろう。
 たとえば、安全性については、公益財団 日本健康・栄養食品協会が提唱する「安全性第三者認証」では、原材料の安全性を立証する根拠として、(原料ベースで)全世界の論文を調べて示すように指示されているのが、それは少なくとも一般企業においてはNMDBでなければ定期的にいつも情報収集することは難しいといえる。

しかも、疾病ごとの症状禁忌や医薬品との飲み合わせ、食品や健康食品同士の相互作用などという問題が加わるため、NMDBの情報が不可欠となる。
ハイクオリティ認証マークを取得すれば、まず、NMDB日本版のデータベースに掲載され『健康食品・サプリメント[成分]のすべて』の巻末リストに掲載されることになる。世界レベルにおいても、日本のハイクオリティ認証を取ったという位置づけでリストアップされるだろう。