・■吸入する上での注意点
なかなかよくならないわ
吸入の薬には3 種類あり、薬によって吸入の方法が違います。よく確かめて吸入しましょう。
噴霧吸入の場合は薬を十分に吸入するための補助器具(スペーサー)があります。
くわしい使い方は、医師、看護師、薬剤師に聞いたり、使っている薬の使用説明書やホームページなどを参照してください。
薬の副作用かもしれません
吸入ステロイドは副作用が少なく安全性の高い薬ですが、定期的な肝機能検査なども必要となります。
「いつもと違うようす」に気が付いたら医師に伝えましょう。
体がだるいのは、疲れている、飲みすぎ、食べすぎ、などと考えがちですが、薬が強く作用していたり、副作用だったりする場合もあります。
その場合、薬を自分の判断で増やしたり、減らしたり、止めたりしないようにし、心配な場合は遠慮しないで医師に相談しましょう。
カンジダ口内炎に注意しましょう
カンジダとはカビの一種ですが、誰でも少しは口の中に持っています。
ただ、吸入ステロイドが舌や粘膜に付着することで、その数が増えて口内炎を起こし口の中が白くなることがあります。
吸入の後はうがいをして口の中に残った薬を洗い流すことで防ぐことができます。
発作が起きたときのアクションプラン
発作が起きたら!
・ゼーゼーヒューヒューと息をするたびに音がする
・咳がでる
・夜中や朝方に苦しくて目がさめる
・食欲がない
・歩くと苦しい
・意識がない
・唇や唇の周りが紫色になる
・呼吸困難がある
・いつものように手当てをしても良くならない
・風邪をひいている
・突然の発作ではなく、数日前から調子が悪い
発作時の気管支拡張薬(β2刺激薬)を吸入する、または内服薬を服用し、様子を見ます。
病院
病院へ行った方がよいとき
気管支拡張薬を20 分間隔で2 ~ 3 回吸入し、
5,6 時間おさまっているなら家で様子を見ましょう。
吸入を20 分間隔で3 回しても、また20 分~ 30 分後には呼吸困難で吸入を
必要とする場合はすぐに病院へ行きましょう。
緊急事態ですのですぐに救急車を呼んでください。
発作の症状
ゴホンゴホン
ゼーゼー
ヒューヒュー
ぜんそく発作死の一番大きな原因は受診の遅れです。我慢せずに救急受診することが大切です。
発作のときの薬
※発作を起こした場合、症状が治まっても、いちど受診をしてみましょう。
治療の見直しが必要かもしれません。