・ぜんそくの症状はどうして起こるのでしょう
ぜんそくは、アレルギー疾患になりやすい遺伝的素因のうえに何らかの原因で気道が過敏になっているところに、ホコリやカビ、天候などで、気管支が刺激されることにより発作を起こす疾患です。
発作を繰り返し起こすことで気道の粘膜が傷つき、少しの刺激でも発作を起こしやすくなり、そのままにしておくと粘膜が厚くなり(リモデリング)、さらに発作を起こすことになってしまいます。
ぜんそく死の危険性にもつながりますので早めの治療が大切です。
まず受診しましょう
ぜんそくかなと思ったら、まずは医療機関を受診しましょう
治療の進めかた
重症度の診断をします
あなたからの情報と検査の結果をもとに、医師は症状の重症度の程度を診断します。患者は、医師と相談しながら「発作を起こさない」という治療目標に向けて計画を立てます。
薬の種類
ぜんそくの薬は2 種類あり、ぜんそく治療の基本です。
■長期管理薬(コントローラー)発作を起こさないように予防する薬
・いいときほど毎日一生懸命継続して使用し、発作を起こさないようにする薬です。
・苦しくないときでも忘れずに続けていくことが大切です。
・第一選択薬は吸入ステロイドです。
■発作治療薬(リリーバー)発作が起きたときの薬
・発作時に速やかに使用し、発作を治す薬です。
・この薬の使用頻度が喘息コントロールの状態のめやすとなります。
・第一選択薬は短時間作用性吸入β2 刺激薬です。
家庭での治療
長期管理薬(コントローラー)
発作を起こさないように予防する薬
薬で注意すること
吸入は正しくできていますか
治療は症状の重症度にあわせて、主に吸入薬で進めていきます。
直接気管支に作用する薬で、飲み薬よりも副作用が少なく長期にわたり使用しても安心です。
なかなか改善しないときは、吸入が正しくできていない場合や薬があっていない場合があります。
症状を医師に説明し、吸入が正しくできていないのか薬が合わないのかを確認してみましょう。