ナノ消費者製品と表示3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・2.ナノ製品の表示

2.1 テスト基準や安全基準がない
 ナノ物質の人の健康と環境への有害影響を指摘する研究報告が増大しているにも関わらず、世界中でナノ製品に対するテスト基準や安全規準を持つ国はなく、表示義務もなしにナノ製品を市場に出すことが許されており、その数は増大の一途をたどっています。
 したがって、各国政府は実際にどのようなナノ関連製品がどのくらいの数、市場に出ているのかほとんど把握していません。

またナノ製品の供給者は市場に出ているナノ製品について誇大広告をしているものがあるかもしれないし、逆にナノ物質を使用していてもそれを隠しているかもしれないために、実際に市場に出ているナノ製品の数は正確にはわかりません。

 このような状況にたいして、2004年7月に発表され、世界中に大きな影響を与えた英国王立協会・王立工学アカデミー報告『ナノ科学、ナノ技術:機会と不確実性 』[3] は、ナノ製品を市場に出すことについて、次のように勧告しています。

ナノ粒子形状の成分はリスクがあるので、製品中での使用が認可される前に関連する科学諮問機関による完全な安全評価を受けること
製造者はナノ粒子の特性がより大きな形状のものと異なるかもしれないということをいかに考慮したかを示すナノ粒子を含む製品の安全性を評価するために使用された手法の詳細を公開すること
消費者製品の成分リストは人工ナノ粒子物質が加えられているという事実を表示すること
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